「スコアが出やすいところを選べばいいでしょ」じゃダメ!? 接待に向いているゴルフ場ってどんなところ?
交通アクセスを最優先で選ぶ
仕事をするうえで大切な取引先や上司との親睦を深めるために、接待ゴルフをする機会は今でも多くあります。 【図解】これが接待で役立つ「ゴルフカートの上座・下座」「行き帰りのクルマの上座・下座」です
しかし、数あるゴルフ場の中から「確実に喜ばれる」場所を探すにはどうすればいいのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は以下のように話します。 「まず、交通のアクセスが優れているコースがいいでしょう。自宅から2、3時間かかるようなゴルフ場では移動で疲れてしまい、プレーに集中できなくなります。価格帯に関してはリーズナブルなところは、若いビギナーやみんなでワイワイ楽しみながら回りたいエンジョイゴルファーに好まれる傾向にあり、居心地があまり良くはないと考える人もいるかもしれません。なので、できるだけ名門コースや高級コースと呼ばれるような値段も比較的高めで、雰囲気も落ち着いたゴルフ場の方が接待としては向いています」 ほかにも、プレーに関するコースの特徴も抑えておくと良いといいます。 「フェアウェイが比較的広いコースや、OBやペナルティーエリアが少ないところを選べるといいと思います。ペナルティーを多く払ったり、池などに入ってボールをロストしたりがあると、場の雰囲気が悪くなってしまう恐れがあるので注意が必要です」 「ほかにも、急な傾斜が少なくて全体的に平らなゴルフ場であれば、スコアが良くなりやすいので接待には喜ばれやすいです。東京近郊を例に挙げると茨城県南部は関東平野の中でも平地が多く、アップダウンの少ないゴルフ場も多く作られています。アップダウンの多いゴルフ場はゲーム性や戦略性には優れていますが、接待を第一に優先したいのであればあまりオススメはできません」
キャディー付きのプランを選ぶのが無難
他にはどのような点に注意するとよいのでしょうか。飯島氏は以下のように話します。 「基本的にはキャディー付きのプランを予約するといいでしょう。セルフプレーで商談がしたいという場合もあるかもしれませんが、カートの移動やクラブの出し入れなどはキャディーさんに任せるのが無難です。また昼食も、レストランのクオリティーが高いところや、名物メニューがあるところなどを事前に調べられるといいでしょう」 『「喜んでもらえるゴルフ場」は人によって少しずつ違いますが、自分が接待される側になってみて「こんなゴルフ場だったら満足するだろう」と想像することが重要です。ラウンド経験がないゴルフ場の場合は、予約サイトなどで平均スコアやグリーンの難易度などを調べてから予約するといいでしょう。』 接待だからといって過剰におだて上げる必要はありませんが、難しいコースでスコアを大きく落としてしまうかもしれないコースは避けるべきでしょう。これからもビジネス面で良好な関係を築き上げるためにも、相手に楽しんでもらえるようなゴルフ場を予約できるようにしましょう。
ピーコックブルー