【広島】常広羽也斗が今年最後の実戦で2回5K カット、フォークさえる「来年楽しみ」新井監督
昨年のドラフト1位右腕の広島常広羽也斗投手(23)が19日、宮崎・日南の秋季キャンプで紅白戦に先発して2回までに5つの三振を奪い、無安打無失点に抑えた。今年最後の実戦登板を好結果で締めくくり「12月、1月にどういう練習するのかを決める期間でもあった。そういう意味では何をしたらいいか、だいぶつかめているので、いい時間になったと思います」と充実の表情で振り返った。 1回から先頭の中村奨を外角カットボールで見逃し三振を奪い、1死一塁から再びカットボールで内田に空を切らせた。2回も先頭中村貴をカットボールで見逃し三振。「置きにいく(投球)じゃなく、しっかり腕を振って“投げっぷり良く”。どういう球を投げたいのか、意図を持って投げることを意識しました」。腕の振りを意識したことで鋭く曲がるカットボールの変化が大きくなったことも、新たな発見だった。 「しっかり腕を振って投げられれば、曲がり大きくスライダーっぽくなって空振りを取れると分かったので、それは良かったです」。 さらに2回1死一塁からは韮沢、持丸と2人の左打者からはいずれもフォークで空振り三振を奪った。新井監督は「内容が良かったね。今日のフォークボールはすごかった。真っすぐの質も安定していいから、フォークもいいんだと思う。カットボールも良かったし、その前の試合はチェンジアップを多めに投げていたのかな。しっかり課題を持ってやれているなと思うし、また来年が楽しみですね」と期待を膨らませた。