トッテナムを率いるポステコグルー監督 [写真]=Getty Images

　トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、同クラブでの指揮に集中していることを強調した。17日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。 　EURO2024で準優勝に終わったイングランド代表は、大会終了後に2016年9月から指揮を執っていたガレス・サウスゲート監督が辞任することを発表した。これに伴い、後任人事には注目が集まっており、エディ・ハウ監督（ニューカッスル）やトーマス・トゥヘル氏、マウリシオ・ポチェッティーノ氏などが候補に挙げられているなか、一部ではポステコグルー監督の名前も浮上している。 　しかし、昨夏からトッテナムを率いているポステコグルー監督は「プレシーズンが始まったところで、今はトッテナムの監督なので、このクラブに成功をもたらすこと以外は何も考えていないよ」と今夏のプレシーズン初戦でハーツ（スコットランド1部）に5－1で勝利した試合後にトッテナムを離れることは考えていないことを強調した。 　続けて、「それをするまでは他のことを考えても意味がない。今日の午後は昼寝をしていたし、何が起こっているのか全くわからない」と突如浮上したイングランド代表監督就任の噂に戸惑いも見せている。 　それでも、かつてオーストラリア代表を指揮した経験を持っているポステコグルー監督は、いずれ再び代表監督を務める可能性があるのかと聞かれると、「（オーストラリアでの）時間は楽しかったよ。素晴らしい4年間だった」と振り返りながら、将来何が起きるかはわからないと語った。 「私たちはアジアカップで優勝をして、ワールドカップの出場権を獲得したが、すべてのことに必ず終わりがあり、私にとってはそこでの終わりが自然なものだと思った。代表チームの監督を務めるのは大好きだったよ。だから、将来どうなるかは誰にもわからない。5年前は日本にいたけど、今はプレミアリーグにいるんだからね」