中年管理職は知らない「若手社員が辞めない会社」に共通する3つの特徴
泉澤恵一朗と申します。20代専門の人材紹介サービス会社を経営するかたわら、若い世代の仕事観に関する情報を発信しています。 これまで2000人以上のキャリア相談にのって、転職支援をしてきた中で、新入社員が辞めたがる会社と新入社員が活躍する会社の違いを見てきました。 ⇒【写真】Z世代の専門家としてメディアで発信をする泉澤恵一朗氏
若手社員が辞めない会社には共通点がある
若手社員が辞めない会社には3つの共通する特徴があります。 そして、この3つの共通点は若手社員がただ辞めないだけではなく、活躍することにもつながっていると感じています。 つまり、社員流出に困っている会社があれば、これからお伝えする内容を自社に取り入れることで事業成長につなげることができるわけです。
特徴①「成長実感のある組織」
まず、新入社員が職場に求める最も重要な要素の一つは、スキルと経験が成長していることを感じられる環境であることです。しかし、どのようにすれば「この会社なら自分のスキルや経験を伸ばせる」と実感できるのか。これについて効果的な担当・評価体制の構築方法について掘り下げます。 成功する会社は、明確で透明性のあるキャリアパスを提供しています。自分が目標達成すれば次にどのような仕事にチャレンジできるのかを具体的に理解できることが何より重要なのです。「この目標を達成したら、次はこのプロジェクトを任せる」というように、段階的な成長が見える化されることが、モチベーションの持続につながります。 特に成果を出している若手社員には、早くから部下を持たせ、小規模ながらもチームのリーダーシップを経験させることが重要です。そうすると、実務の中で教育やマネジメントスキルを磨きながら、自己肯定感も高まります。
「月1回の1on1面談」の重要性
会社として失敗を許容し、新しいことに挑戦する文化を育むことで、若手社員が新しいスキルを恐れずに試すための安全な環境を提供できます。 また、一人ひとりに対する丁寧な面談は、若い世代にとって非常に価値があります。毎月の業務を意識的に振り返ることで仕事の進め方を改善できるだけではなく、個々の意見や希望を集める貴重な機会になります。また、自分の声を聞いてもらえる、大切にされていると感じることは組織への帰属意識と満足度を高める上でもとても大切なことです。 このように、会社として若手社員にチャレンジの機会を与えることと、それについて放ったらかしにせずにきちんと向き合いフィードバックを与えることが重要です。