【独占インタビュー】齋藤元彦・前兵庫県知事に潜入ジャーナリストが斬り込んだ!前知事に問う「亀裂と分断の選挙戦」と「ネット陰謀論」への自覚と覚悟
勝算はあるのか?
――そうした政治姿勢は、大阪府で一緒に働いた松井一郎氏の影響も大きいと指摘する声もある。 「確かに松井さんが丁寧に記者会見に答えているのは参考にしている。それに加え、コロナ禍では、県民に県政の方針をしっかりと伝えなければならない、という思いが、知事時代の原点にあった」 ――今回の選挙の勝算は? 「しっかり頑張って選挙戦での勝利につなげていきたい」 なお、私は11月8日、街頭演説中の齋藤氏に以下の取材を行ったので、追記しておく。 ――3月12日の告発文は「誹謗中傷性が高い」という齋藤さんの意見を聞いたが、百条委員会で証言した上智大学の奥山俊宏教授は、文書の作成者探しは違法である可能性がある、と指摘している。 「元県民局長さんが4月4日に、内部通報されたということですが、それ以前の通報には、内容の真実相当性に問題があり、3月12日の文書は公益通報者保護法の対象には当たらない、という見解です」 ――裁判の結果、公益通報者保護法で守るべきだったという判決が出たら、どのように責任を取るのか。 「誰が裁判されるのかによっても、変わってくることだと思います」 ――もし元県民局長の遺族が裁判を起こして、齋藤さんの調査の方法が違法だという判決が出たら? 「そうした仮定の話にはお答えできません」 (以上の追記は、11月8日18時12分に更新しました) 兵庫県知事選の投開票は11月17日に行われる。異例ずくめの選挙は、果たしてどのような結末を迎えるのか。 「週刊現代」2024年11月9日号より
横田 増生、週刊現代
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