日本ハム・柳川 助けてくれた用具メーカーに「恩返しのためにも、絶対活躍したいと思ってきた」
◇パ・リーグ 日本ハム3―2オリックス（2024年9月6日 エスコンF） 【記者フリートーク】大半のプロ野球選手は、契約したメーカーから用具提供を受ける。メーカー側も宣伝広告となるが、1軍公式戦に出場できない育成選手は別だ。自費で用具を購入する選手も少なくなく、日本ハム・柳川も「同期でメーカーが決まっていないのは僕だけだった」と振り返る。 手を差し伸べてくれたのがハイゴールド社。入団間もない頃に、関係者を通じて同社の風呂本隆史社長を紹介してもらい、都内の直営店に足を運んで直接お願いした。風呂本社長は「好青年で応援したいと思って。誰でもとはいかないが、育成選手とかは関係ない。ご縁を頂いた選手は応援するスタイルでやってきた」と用具提供することを決めた。 「僕が困っていた時に助けてくれたメーカー。恩返しのためにも、絶対活躍したいと思ってきた」と柳川は言う。待望のプロ初勝利。黒のグラブには「HG」と書かれた銀のラベルが輝いていた。（日本ハム担当・清藤 駿太）
