水谷瞬(日本ハム)「交流戦三冠王」なるか!? 本日交流戦最終戦、アーチ2発でほぼ確実!
日本ハムに大ブレーク選手が誕生した。16日に行われた交流戦の結果、楽天の初優勝が決まったが、日本ハム・水谷 瞬外野手(石見智翠館出身)が、打率.443で交流戦首位打者に立っている。 ヤクルト・奥川が「980日ぶり」勝利は、躍動への序章! 長期ブランクを乗り越えた男たち スタートから鮮烈だった。5月29日の阪神戦から交流戦出場を果たすと、29日は4打数3安打、翌30日はなんと5打数4安打。勢いは止まらず、15試合連続安打をマークした。全試合安打マークという夢の記録は持ち越しとなったが、17試合で61打数27安打の打率.443と驚異的な数字を残している。 昨年まではソフトバンクに所属。層の厚い外野手争いのなか、出番がなかったが、現役ドラフトで日本ハムに移籍。ナイジェリア人の父と日本人の母とのハーフで、日本人離れしたスピードとパワーを武器にした打撃を売りにしていた。 そのポテンシャルの高さから、新天地での活躍を予感していた。特に、若手の起用には定評がある新庄監督のもとなら、大ブレークも夢ではないと思っていた。現に、今年のキャンプでソフトバンクから移籍した選手で、猛アピールしていた水谷を見て、ブレーク候補として名前を挙げて記事にしていたが、まさかここまでの成績を収めるとは…。予想以上の活躍は嬉しい限りだ。 日本ハムは交流戦1試合(阪神戦)を残している。交流戦の歴代最高打率は、2015年に西武・秋山 翔吾外野手(現広島・横浜創学館出身)が樹立した打率.432。水谷はこの記録更新も視野に入れている。さらに、本塁打3本はトップまで2本、打点13はトップまで1と、最終戦で2発を放てば、「交流戦三冠王」も手に入る。 交流戦最高打率を確定させるためにも打席に立たない選択肢はあるが、さらなる高みへ「挑戦」する水谷も見てみたい。