自民党参院議員・中田宏氏が語る自民党裏金疑惑!裏金問題再発防止策は?選挙ドットコムちゃんねるまとめ
そのように政党が有権者の選択肢になる前に潰えてしまう背景について問うと、「正直マスメディアの問題がある」と中田氏。マスメディアにおける少数政党の扱いの小ささに言及しました。 また、中田氏はSNSなど政党側から発信できるツールが発達した現代においてもその影響力は大きいとし、選挙ドットコムを例に挙げ客観的な伝え手が育つことが必要だと語りました。 前原誠司氏が「教育無償化を実現する会」を立ち上げたことについて問うと、中田氏は「国民民主党でやることの限界を感じたんだろう」とコメント。是々非々路線を打ち出す玉木雄一郎氏との路線の違いに言及しました。 中田氏は是々非々路線については一定の評価をしつつも、予算案への賛成は予算を全て認めたことになるとし、前原氏の意見に共感する姿勢を見せました。 中田氏「その路線の違いが前原さんの新党につながっているっていうのが率直なところですよね」
裏金問題 党改革議論のポイントは?
中田氏「党内改革と法改正、ポイントはこの2つでしょうね」 党内改革については、派閥の在り方を政治刷新本部がしっかりと打ち出せるかどうか、法改正については自民党がこれまで消極的だったところをしっかり対応できるかどうかがポイントになる、と中田氏は語りました。 特に、法改正については寄付金額にかかわらず氏名を公表すべきという声に対し、秘密投票の観点から寄付した側の思想信条に関わる問題があると指摘。規制の仕組みを作る難しさに言及しました。
また、新たな規制を設けたとしても、そこに抜け道があれは再び同じようなことが起こってしまうのではないかという思いが国民の中にあるのも事実です。 その予防策について問うと、中田氏は「政治家がしっかり責任を取る形の仕組みにした方がいい」とコメントしました。 今回の事件では会計責任者の責任が問われていますが、政治家までは波及していません。しかし、国民からすれば会計責任者の独断で行ったとは思えないのではないでしょうか。 だからこそ、事務方と政治家が連帯責任を取る連座制をとるべきだと中田氏は訴えました。
また、政治刷新本部の人選については、最高顧問が派閥のトップであることや疑惑のある安倍派議員が役員になっていることが物議を醸しています。 それについて、中田氏は派閥について議論をするのに派閥の人間がいることは問題ないとしつつ、必ずしも党内の比率通りに派閥の人間を起用する必要はないと指摘。 中田氏「ものを変えるにはよそ者・若者・馬鹿者が必要だってよく言うわけですよね」 むしろ、中田氏のようないわゆる「中途採用組」のような議員をはじめ、政党外、あるいは政治家以外の自民党の外側からの意見を取り入れることの重要性に言及しました。