三段目の炎鵬が白星発進「自分らしい相撲取れた」 会心の下手投げ、元幕内の人気力士
<大相撲九州場所>◇二日目◇11日◇福岡国際センター 元幕内の人気力士、西三段目56枚目の炎鵬(30=伊勢ケ浜)が白星スタートを切った。東三段目57枚目の翠桜(すいおう)に下手投げで勝ち、「立ち合いから自分の形になれた。自分らしい相撲が取れたと思う」。会心の取組を振り返った。 首の大けがにより7場所連続で休場し、最も低い序ノ口まで番付を落とした。7月の名古屋場所で復帰すると、9月の秋場所といずれも6勝1敗の好成績を挙げた。まだまだ先は長いものの、かつて自らがいた場所を目指して相撲を取り続けている。 翠富士ら部屋の関取衆とも稽古を重ねているという。「学ぶもの、吸収するものはたくさんある。1日1日強くなっている実感はある」と力強く語った。