昨年のパートの収入が「103万円」を超えた!ふと気になったのですが、もしかして確定申告が必要でしょうか?
確定申告を忘れていたらどうすればよい?
もし確定申告が必要にもかかわらず忘れていたときは、気付いた時点で申請をしましょう。確定申告の申請期間は毎年2月16日~3月15日ですが、国税庁でも申請忘れに気付いた段階でなるべく早く期限後申告を行うように案内しています。 期限後申告を行うと、本来の納税額のほかに、「無申告加算税」の納付が必要です。国税庁によると、無申告加算税は、法定申告期限が令和5年分以降の場合は本来納付する税金額の50万円までの部分は15%、50万超~300万円までの部分は20%、300万円超の部分は30%をかけて求めます。 例えば、所得税110万円の申告を忘れていたとしましょう。50万円までは15%なので7万5000円、残りの60万円は20%なので12万円となり、合計19万5000円の無申告加算税の納付が必要です。また、申告が遅れた期間に応じて延滞税が発生する可能性もあります。延滞税は納付が遅れるほど高くなるため、少しでも追加の税金をおさえるためにもなるべく早い確定申告が必要です。
パート先が1ヶ所なら勤務先が年末調整をしてくれる
パート先が1ヶ所であれば、収入が103万円を超えても年末調整をしてもらえるため原則として自分で確定申告をする必要はありません。ただし、年末調整は基本的に1ヶ所が行うため、複数のパートを掛け持ちしていると自分で確定申告をする必要があります。 もし確定申告を忘れていると、無申告加算税や延滞税が課される可能性があります。確定申告が遅れるほど追加で納付する税金も増えるため、申告期日から遅れたとしてもなるべく早く確定申告をしましょう。 出典 国税庁 タックスアンサー(よくある税の質問) No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人 国税庁 タックスアンサー(よくある税の質問) No.2024 確定申告を忘れたとき 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部