富山と石川、復興へ絆深め 「つるぎクラブ」富山で懇親会
●200人、一層の結束誓う 富山県内で活躍する石川県出身者らでつくる、とやま石川県人会「つるぎクラブ」の第11回懇親会は3日、富山市のオークスカナルパークホテル富山で開かれた。経済、行政、文化、医療などの各分野から集まった約200人が能登半島地震からの復興へ絆を深め、両県のさらなる発展へ結束を誓った。 世話人7氏と来賓25氏が紹介され、馳浩石川県知事と新田八朗富山県知事が来賓を代表し祝辞を述べた。出席者は若鶴酒造(砺波市)の日本酒「辛口・玄」を手に、藤井裕久富山市長の発声で乾杯し、和やかに歓談した。砂塚隆広富山新聞社社長が締めのあいさつをした。 オープニングでは若越書道会同人で富山新聞文化センター講師の書家大和田陽(よう)苑(えん)さん(37)と長男脩名(ゆうな)さん(7)が、富山新聞の前身「中越附録」の発刊の辞の一節を書道パフォーマンスでしたためた。フィナーレは黒部市の歌手Tomomiさんが伸びやかな歌声を響かせて盛り上げた。 両知事と藤井富山市長のほか、吉田豊史衆院議員、角田悠紀高岡市長、田中幹夫南砺市長、林正之氷見市長、村椿晃魚津市長、武隈義一黒部市長、水野達夫滑川市長、桜井森夫小矢部市長、笹島春人入善町長、笹原靖直朝日町長、渡辺光舟橋村長、磯部賢射水市副市長、齊藤一夫砺波市副市長、山本徹富山県議会議長、善田善彦石川県議会議長、武田慎一、川島国、庄司昌弘、光澤智樹の各富山県議、本田利麻高岡市議会議長、中村文隆射水市議会議長、松尾茂富山市議会副議長が来賓として出席した。 とやま石川県人会「つるぎクラブ」は富山、石川両県の交流を促進するため、2014年5月に富山新聞社が事務局となって発足した。15年2月には石川県内で活躍する富山県出身者らでつくる、いしかわ富山県人会「つるぎクラブ」も設立された。名称は金沢と富山を結ぶ北陸新幹線「つるぎ」にちなむ。