シン前首相に最後の別れ 首都で国葬、モディ氏ら参列 インド
【ニューデリー時事】インドを新興国の雄へと押し上げた立役者で、26日に92歳で死去したマンモハン・シン前首相の国葬が28日、首都ニューデリーで執り行われた。 【写真】インドのマンモハン・シン前首相=2018年5月 「インドの夢を切り開いた男」(地元メディア)に多くの参列者が最後の別れを告げた。 国葬にはムルムー大統領やモディ首相、所属していた野党・国民会議派幹部らが参列。花で飾られたひつぎに敬礼した。政府は全土で来年1月1日までを服喪期間とした。 経済学者出身のシン氏は、1990年代に社会主義的な計画経済から自由化路線への転換を財務相として主導。2004年から2期10年にわたり首相を務めた。モディ氏は27日のビデオメッセージで「国民と国家の発展への献身は永久に高く評価される」と、その死を悼んだ。