野村HD、欧州子会社CEO人事を軌道修正-前回発表から8カ月後
(ブルームバーグ): 野村ホールディングス(HD)は12日、欧州の主要子会社ノムラ・ヨーロッパ・ホールディングスおよびノムラ・インターナショナルの最高経営責任者(CEO)にジョン・ティアニー氏を選任すると発表した。ジョナサン・ルイス氏の後任となる。
今年3月には大塚徹執行役員がルイス氏の職務を引き継ぐと発表したが、当時は現地法人での手続きを経て交代する予定としていた。
大塚氏は以前、グローバルな規制関連業務の監督に携わっていた。最近の不祥事を受け、グローバル市場の監視計画と戦略を担当する新たな役職に任命された。
野村の広報担当者は発表資料の内容以上のコメントを控えた。英国で野村を監督する健全性規制機構(PRA)および金融行動監視機構(FCA)もコメントしなかった。
12日の発表資料によると、ティアニー氏は野村で26年のキャリアを持つベテラン社員で、ノムラ・ヨーロッパ・ホールディングスおよびノムラ・インターナショナルの最高執行責任者(COO)を務めていた。
原題:Nomura Changes Course on Top European Banker After Eight Months(抜粋)
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Donal Griffin