駒木根葵汰、続編の実現は「皆さんに愛していただいた結果」 調理シーンは「気持ちのいい画と気持ちのいい音を楽しんで」<天狗の台所>
駒木根葵汰主演の火曜ドラマ9「天狗の台所 Season2」(毎週火曜夜9:00-9:30、BS-TBS/全10話)が、10月22日(火)よりスタートする。原作は、月刊漫画誌「アフタヌーン」(講談社)にて2021年より連載されている田中相の同名コミックで、今作は2023年10月期の木曜ドラマ23枠で放送された「天狗の台所」(BS-TBS)の続編となる。このたび、WEBザテレビジョンでは駒木根にインタビューを実施。ドラマの見どころや共演者とのエピソードを語ってくれた他、撮影時のこだわりポイントや、疲れたときに無性に食べたくなるものなどについて熱く語ってくれた。 【写真】すっかり身長差が縮まった駒木根葵汰“基”&越山敬達“オン” ■ 好評を博した「天狗の台所」メインキャストが再集結! 前作同様、主演を務めるのは駒木根。天狗の末裔であり、自然をこよなく愛する主人公・飯綱基役を演じる。また、基の幼なじみである愛宕有意役で塩野瑛久、基の弟・オン役で越山敬達が出演。 さらに、基とオンの父・エリス(原田泰造)、母・一乃(渡辺真起子)、犬のむぎ(声:角田晃広)らが引き続き物語を盛り上げる他、「Season2」からの追加キャストとして古屋呂敏、原田琥之佑が出演する。 ■ 『天狗の台所』は「僕にとって大切な作品の一つ」 ――主演作である「天狗の台所」の続編が決定したと聞いたときの心境はいかがでしたか。 「Season2」をやらせていただくというのは初めての経験だったので、喜びを感じましたし、「Season1」を通して今までとは違う年齢層の方々がこのドラマをきっかけに応援してくださるようになったということは実感していたので、改めてたくさんの方に支えられている作品だなと思いました。 僕にとって大切な作品の一つなので、こうやってまた役を通して皆さんに新しい姿を届けられるというのも良い経験ですし、「Season1」を皆さんに愛していただいた結果が、今回の「Season2」につながっていると思うので、気を引き締めて頑張ろうと思いました。 ――続編決定の際にSNSなどで喜びの声が多く上がっていましたが、駒木根さんの元にもファンの方々の声は届いていますか? もちろんです! 予想を上回る量のメッセージをいただいたので、如実に数字に表れているなと感じました。僕自身もうれしかったですし、ファンの方も喜んでくださっていたので、本当に幸せだなと思いました。 ■こだわりたっぷりの調理シーンは駒木根自らが実際に調理 ――前回は初めて原作のある作品に挑むにあたって、隅々まで原作を読んだとコメントされていました。今回の撮影前にも原作に触れたのでしょうか? 原作の続きももちろん読みましたし、「Season1」を振り返ってみて、自分の中で突き詰められる場所がどこなのかを考えました。 基としてい続けることも大事だと思うのですが、「Season2」にしか出てこない人間関係だったりもありますし、あとは料理を作る際の手元のシーンは改めて大事にしたいと思ったので、自分なりに作法などは心掛けながら撮影をしました。 ――劇中に手元がアップで映し出される瞬間が好きなファンの方は多いと思います。 手元のシーンは予想以上に反響があって! 「本当に自分でやっているの?」と聞かれることも多いのですが、実際にすべて自分で調理しているので、その部分はクオリティを落とすことなく、そして「Season1」で学んだことを今作で生かせるように意識しました。 「Season2」でも引き続き“気持ちのいい画”と“気持ちのいい音”というのは楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。 ――基を演じる際の感覚はすぐに戻ってきましたか? 環境が変わると、そこに順応する形で自分も基に戻れる感覚があって。監督を含め、プロデューサー陣などチームのメンバーがほとんど変わっていなかったので、1年ぶりであっても、スッと基になれるというのは、すごくありがたかったです。 今回の撮影もすごく楽しかったですし、現場に行くだけで穏やかな気持ちになれて、リフレッシュできたなと思います。 ――塩野さん、越山さんとの1年ぶりの再会、そして共演はいかがでしたか。 塩野くんは1年前と変わらない安心感がありました。(越山)敬達に関しては、「Season1」を見返していたこともあり、あの頃の敬達を想像していたのですが、(1年ぶりに会うと)背が伸びているし、声変わりもしていて「大人になったな」と思ったのですが…中身は全然変わっていなかったですね(笑)。 ■疲れたときにこそ“ニンニク”「とことん味わうのがポイント」 ――疲れたときに無性に食べたくなるものはありますか? ニンニクです! 家にもニンニクは常に常備しています。強い信念と共にニンニクは食べないといけないので、甘い考えで扱ってはいけないと思うんです。 その中でも無性に食べたくなるのはホルモン焼きですかね。夢にニンニクが出てくるんじゃないかなと思うくらい、とことん味わうのがポイントです! ――基は「無類の食いしん坊」で、食べ物のことに集中し始めると他のことが手につかなくなりますが、駒木根さんがついに夢中になってしまうものは? この夏は、休みの日に全く外に出ないことも多くて。カーテンを閉めて、映画やYouTubeを見ていたのですが、その中でも恋愛リアリティーショーにすごくハマりました。時間を忘れて見てしまうので、気づいたら夜になっているんです(笑)。 今、夢中になっているのは「あいの里」。さまざまな経歴を持つ35歳以上の男女が次なるパートナー探しをするという番組なのですが、人と正面からぶつかることの大切さを学びましたね…。他にも高校生たちの恋愛を見て一人で号泣をしたりしています、表情がすごくすてきなんですよ。 僕は何かを“演じる”仕事をさせていただいていますが、そういったときに「リアルに演じられているのかな?」と思うことがあって。恋愛リアリティーショーを見ていると「これがフレッシュな感情なんだな」と勉強になるんですよ。 ■「見るだけでリフレッシュできる作品になっています」 ――最後にドラマの見どころと、読者へのメッセージをお願いします。 「Season1」を楽しんでくださった方だけでなく、「Season2」からこのドラマを見てくださる方もいらっしゃると思うのですが、見るだけでリフレッシュできる作品になっています。 僕自身「Season1」を演じて、そして第三者目線で作品を見てみて、すごくいい作品だなと思えるドラマの続編を皆さんにお届けできることは喜ばしいことだと思いますし、自分としても誇らしい気持ちでいっぱいです。 前作よりパワーアップした「天狗の台所 Season2」よりたくさんの方に見てほしいなと思います、応援よろしくお願いします! 撮影=加藤翔/取材・文=たくあんとほたて/ヘアメーク=吉村健/スタイリスト=千葉良(AVGVST)