【バレー】女子日本代表、イタリアに1-3で敗れるも三大大会では46年ぶりの銀メダルを獲得 VNL決勝
バレーボールネーションズリーグ(VNL)2024女子ファイナルラウンドは23日、タイのバンコクで決勝戦が行われ、日本(世界ランク6位)はイタリア(世界ランク1位)と対戦。1-3で敗れたが、銀メダルを獲得した。日本は同大会初の決勝進出となった。 日本チームのスターティングメンバーは、日本チームのスターティングメンバーは、岩崎こよみ、古賀紗理那(主将)、石川真佑、山田二千華、宮部藍梨、和田由紀子、リベロ・小島満菜美(ディグリベロは福留慧美)。 第1セット、イタリアリードで進み、日本はセット前半でタイムアウトを使い果たす。山田のブロードなどで日本も必死に追いすがるもエゴヌ、シッラの攻撃を止められず、最後は日本のスパイクが2本続けてアウトになり、17-25でセットを落とす。 第2セット、和田に代え、林琴奈を入れてスタート。立ち上がりは宮部、石川の攻撃で3-1とリードするも、すぐにイタリアに5連続得点され、リードを奪われる。その後、古賀の攻撃で粘るも、セット後半、日本の攻撃が決まらなくなり、相手のブロックなどで7連続失点する。日本は関菜々巳と井上愛里沙を投入するが、終盤はイタリアのエゴヌが活躍し、第1セットと同じ17-25でこのセットも失った。 第3セット、岩崎を戻し、井上と荒木彩花を入れてスタート。序盤はリードされるが、古賀がダイレクトを相手コートにたたきつけて8-8と同点にすると、その後、井上のスパイクで12-10とリードを奪う。井上は2連続サービスエースを含む3連続得点で活躍し、18-13とするが、相手も譲らず、2点差に詰め寄られる。林のスパイクで20-17と日本が先に20点に乗せ、山田の2連続得点で22-18。終盤はイタリアにミスが出て、25-21で日本がセットを取り返した。 第4セット、イタリアリードで進み、6-11の場面で日本はタイムアウト。中盤は荒木のクイックが効果的に決まり、終盤はコートに戻った和田のポイントもあり、18-21まで追い上げる。しかし、エゴヌに連続で決められ、ボセッティのスパイクでマッチポイント。最後は古賀の攻撃がブロックされ、20-25。セットカウント1-3で敗れた。 この試合の結果、日本の銀メダルが決定した。日本の主要国際大会での銀メダルは2014年のワールドグランプリ以来10年ぶり。現在の三大大会(五輪、世界選手権、VNL)での銀メダルは1978年世界選手権以来、46年ぶりとなった。(過去の三大大会=五輪、世界選手権、ワールドカップでは1981年ワールドカップ銀メダルがある) なお、決勝戦に先立って行われた3位決定戦では、ポーランドとブラジルが対戦。フルセットの末、ポーランドが勝利し、銅メダルを獲得した。 最終順位は、1位:イタリア、2位:日本、3位:ポーランド、4位:ブラジル、5位:中国、6位:トルコ、7位:アメリカ、8位:タイ、9位:オランダ、10位:カナダ、11位:ドミニカ共和国、12位:セルビア、13位:ドイツ、14位:フランス、15位:韓国、16位:ブルガリア 個人賞では古賀がベストアウトサイドヒッター賞、小島がベストリベロ賞を受賞した。
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