東海大静岡翔洋がプリンスリーグ東海に初昇格…FC岐阜Uー18に2-0
◆サッカー◇高円宮杯Uー18プリンスリーグ東海プレーオフ▽Bブロック昇格決定戦 東海大静岡翔洋2-0FC岐阜Uー18(8日・竜洋スポーツ公園サッカー場) 東海大静岡翔洋(静岡1位)がFC岐阜U―18(岐阜2位)を2―0で下し、プリンスリーグ東海への初昇格を決めた。後半11分、7日の1回戦で2得点を挙げたMF西端(にしべり)健(3年)が先制ゴールを奪うと、同28分にMF小関雄史(3年)が追加点を奪った。また帝京大可児(岐阜1位)が東邦(愛知1位)を3―2で破り昇格を勝ち取った。 試合終了のホイッスルが鳴ると西端は笑顔で仲間を強く抱きしめた。高校ラストマッチ。「勝って終われただけでなく、昇格を決められてうれしい」と感無量だった。前半は向かい風と相手の堅守に阻まれて無得点に苦しんでいた。後半11分、ペナルティーエリア手前で浮き球パスに反応し右足を振り抜くと、先制の決勝ゴール。前日の1回戦の後半で2ゴールを決めた時同様に勝負強さを見せた。 今季は県Aリーグで18試合54得点と、1試合平均3得点の攻撃力を武器に制した。一方で県選手権は、プリンスでプレーする浜松開誠館に敗れ8強で終わるなど優勝を達成できずにいた。太田恒治監督(51)は「リーグ優勝は通過点。強かったという記憶だけで記録で残しているものはなかった。3年生には記録を残して引退してほしかった」と、願いがかない目を細めた。 来季は浜松開誠館や清水ユース、磐田U―18と同じカテゴリーで戦う。指揮官はよりチームの強化につながると期待。西端は後輩に対して「最高の舞台。楽しんで戦ってほしい」と更に強い翔洋になることを願った。(伊藤 明日香)
報知新聞社