持ち前の便利な室内空間にSUVデザインをプラス

小さなボディと適度なイカつさが人気になった三菱デリカミニ。

長かったコロナ禍も落ち着いた2023年。この1年（2023年1月1日～12月20日）に紹介した「写真蔵」から、人気の高かったモデルのトップ10をカウントダウン形式で紹介しよう。第5位は、三菱の新型軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」だ。（2023年5月14日公開、一部修正） 【写真はこちら】三菱デリカミニの詳細はこちら。（全15枚） デリカミニは、実質的にはeKクロス スペースのビッグマイナーチェンジモデルなのだが、スタイリングをクロスオーバーSUV風に一新したのを機にデリカ兄弟の末弟という位置づけとし、車名を「デリカミニ」に変更した。 ボディパネルなどは前身のeKクロス スペースと共通ながら、半円形LEDポジションランプを内蔵したヘッドランプ、前後バンパー下部のスキッドプレート形状、そして前後の立体的な「DELICA」ロゴなど、タフでギア感のあるクロスオーバーSUV的なスタイリングとした。 インテリアは、水平基調のインパネがワイド感を強調し、通気性の良い撥水シート地や簡単に汚れを拭き取れる素材のラゲッジボードや後席シートバックを採用するなど、使いやすいものとしている。パワートレーンは、マイルドハイブリッドを備えた0.66L エンジンにターボ付きとノンターボを搭載。トランスミッションはCVTで、FFと4WDを設定している。 先進の運転支援機能「マイパイロット」は上級グレードに、「三菱 eアシスト」は全グレードに搭載。快適装備も充実しており、発売前から受注は好調。クロスオーバーSUV風の軽スーパーハイトワゴンは、軽自動車の新たなジャンルとして確立したようだ。（写真：伊藤嘉啓） ■三菱 デリカミニ Tプレミアム 4WD　主要諸元 ●全長×全幅×全高：3395×1475×1830mm ●ホイールベース：2495mm ●車両重量：1060kg ●エンジン：直3 DOHCターボ＋モーター ●総排気量：659cc ●最高出力：47kW（64ps）／5600rpm ●最大トルク：100Nm（10.2kgm）／2400－4000rpm ●モーター最高出力：2.0kW（2.7ps）／1200rpm ●モーター最大トルク：40Nm（4.1kgm）／100rpm ●トランスミッション：CVT ●駆動方式：フロント横置き4WD ●燃料・タンク容量：レギュラー・27L ●WLTCモード燃費：17.5km／L ●タイヤサイズ：165／60R15 ●車両価格（税込）：223万8500円