国宝・善光寺 手話の普及を願い青色ライトアップ【長野市】
「手話をひとつの言語として認めてほしい」当事者たちの願いが、そこにはあります。 23日夜、国宝・善光寺が手話の普及を願い、青く染まりました。 9月23日は、国連が定めた「手話言語の国際デー」です。これに合わせて、長野市聴覚障害者協会が主催し、善光寺の本堂を、青色にライトアップしました。 青は、世界ろう連盟や国連を象徴する色で、平和を意味する色でもあります。 イベントは、手話を広めることが目的ですが、当事者にとっては、まだ、これからだという思いがあります。 ■長野市聴覚障害者協会・寺澤正剛理事長 「手話の普及がまだまだということもあり、聞こえる人たちは同じ言語で話しているが、聞こえない人たちはまだまだそこの中に入っていけない」 長野市は現在、手話をひとつの言語として尊重する「手話言語条例」を来年4月に施行することを目指していて、市もこうしたイベントで手話の普及が進むことを期待しています。