論争になった“おじさんパーカ”より「生理的に無理」の声が出たビジネスシーンでのNGアイテムは?
“おじさんパーカ”論争がSNSを賑わせていた。 発端は、コラムニストで脚本家の妹尾ユウカ氏(27)の発言。ユーチューブの「新R25チャンネル」で、40歳近くになってパーカとか着ているおじさんはおかしいなどと主張した。 【写真】まるで黒いスナフキン…綾野剛の奇抜すぎる私服に賛否両論(2015年) これは〈商談の際に〉という前置きがあったそうだが、ホリエモンこと堀江貴文氏(52)が自身のX(旧ツイッター)で反論。〈50過ぎても余裕でパーカー着てるおじさんです〉〈おじさんがパーカーを着るなとか(中略)言うのはエイジハラスメントじゃないですかね!!〉などと噛みついて、論争に。 スーツにネクタイ、革靴が当たり前だった世代にとってみれば、商談の際にパーカは〈おかしい〉と思うだろう。が、クロス・マーケティングが全国の20~69歳の男女を対象に11月に実施した「スニーカーに関する調査(2024年)」によると、「ビジネスではスニーカーは避けたほうがよいと思う」という回答は、たったの19.8%。ビジネスシーンで履いてもよい派が8割という結果が出ている。そういう時代なのだ。 「1995年に伊藤忠商事が“カジュアルフライデー”を導入して、もう30年近く。職場のドレスコードもゆるゆるになりましたが、ひとつ言えるのは、体形に合ったスーツは、どんなおじさんでも2~3割増しで格好良く見える魔法のアイテムってことです。逆にカジュアルすぎると2~3割ダウンする。年齢を重ねるほど、くたびれたおじさんにしか見えないリスクが高まります」(ファッション誌編集者) パーカよりスーツ、スニーカーより革靴のほうが“立派な社会人感”は出るだろう。 ■ノータイ+スーツでイケオジ感マシマシ 「スーツ率が下がって残念がっている女性は多いと思いますよ。ノータイにスーツのほうがイケオジ感が増しますし」と、アパレル会社に勤務経験があるライターの日々晴雨氏はこう続ける。 「ただ、もちろん業種によりますが、例えばクリエーティブ系のおじさんが、きれいめのパーカをこなれた感じで着ているぶんにはアリだと思います。それより周囲の女性と〈生理的に無理!〉と話題になるのが、ぴちぴちのスキニーパンツ。おじさんのほうがはきがちで、ビジネスシーンで〈俺って体形を維持してるだろ〉と美脚自慢をされても……」 ジーンズは似合っていればアリだそうだが、ダメージドは本人はおしゃれのつもりでも、「単にくたびれたおじさんにしか見えない場合が多い」(日々晴雨氏)らしい。あなたは大丈夫?