1人暮らしのためついつい外食で済ませてしまいます。月いくらまでなら「OK」なのでしょうか?
1人暮らしの人は、食べるタイミングや食事の内容も、基本的には自分で決められます。また、作るのが面倒といった理由で、外食で済ませてしまう人も多いでしょう。しかし、外食ばかりだと、お金の面を気にせざるをえません。一般的に、外食は自炊するよりもお金がかかるといわれているためです。 本記事では、1人暮らしの人が外食にかける金額についてデータをもとに紹介し、適切な外食費についても考えます。
1人暮らしの人が外食にかける平均金額
総務省統計局の「家計調査」で、1人暮らしの世帯が外食にかけている平均金額を知ることができます。2022年の調査結果によると、1ヶ月あたりの金額は、7840円でした。勤労者世帯に限定してみると、1万1492円となっています。 働きながら一人暮らしをしているのであれば、平均で1万1000円程度を、毎月外食に費やしているという認識で問題ないでしょう。あくまでも平均金額ですが、一つの目安とはなりえます。 ■平均金額である点には注意が必要 前述の数字は、平均金額であるという点には注意しなければいけません。収入や貯蓄額など、お金に関する平均金額は、往々にして実態と大きく異なります。収入や貯蓄額の多い人が、全体の平均金額を引き上げているためです。 外食にかける費用にも、おそらく同じことがいえます。働いている1人暮らしの人が毎月外食に費やしている、1万1000円程度の平均金額は、決して少なくはないと考えたほうがよいでしょう。 自分が外食へと費やしている1ヶ月あたりの金額が1万円を超えている場合は、一般的にみて非常に多い可能性があります。意識や習慣を変えるなどして出費を抑え、将来のために貯蓄へと回すことも検討してみましょう。
適切な外食費は収入と生活状況による
1人暮らしの人が毎月外食にかける金額について、いくらまでOKなのかには個人差があります。家計調査の結果をみると、働いている1人暮らし世帯の収入は、1ヶ月あたり平均で約36万円です。これ以下の収入で月に1万円以上外食に費やしている場合は、収入に対する割合としても多いといえます。 収入に関係なく、生活にまったく余裕がない状態であるにもかかわらず食事を外食で済ませているのであれば、やはり外食にかける金額が多いといえるでしょう。自身の収入と生活状況によって、適切な外食費は変わってきます。