平成から令和へ、『GALS!』が繋ぐギャルカルチャーの軌跡と魅力
『 GALS!』の作中に登場する「ギャル魂」という言葉は、単純にギャルの存在や破天荒な行動を表現する言葉ではなく、太陽のような明るいポジティブさから生み出される大きなエールの意味合いが強い。最後に、令和でもギャル魂が受け継がれてほしいか藤井先生に聞いてみた。 「最近のコたちだと、SNSにこもっちゃう感じだから、やっぱりあの時のストリートを、コギャルがストリートをガシガシ闊歩するような勢いは復活してほしいですね。 当時、若い子たちはみんな渋谷に集まりました。それは、やっぱりコギャルが渋谷から流行を発信していたからだったと思います。あの頃は、渋谷に行くと、ギャル文化がそこに凝縮している勢いがありましたから。 今はインターネットの普及で、服もネットで買えるし、友だちともSNSで繋がれるから、別に渋谷で集まらなくてもよくない?となって、ああいった平成のギャル文化ではなくなったっていうのはありますよね。 それは時代の流れで、良い部分もあるけど、蘭ちゃんのような元気なパワーのあるギャルが街に増えたら、もっと日本は明るくなるよねとは思います。平成のギャル魂を令和でも受け継いで、若者たちがもっと自分大好きに、元気になってくれたらいいなと思いますね。 やっぱり、ギャルの明るさとか前向きさというのは、世の中に必要だと思いますよ!」
Tajimax