ストールが主役、オン・オフ使い分けるコーデ術 「大判・単色」が便利
連載《プロのコーデ》
寒さはまだ続きそうだが、「コートを着るほどでもない」という日や「ちょっと外出」というときに重宝するのが、手軽に持ち運べるストールだ。重いアウターの代わりとしてコーディネートに取り入れるなら、どんなものがおすすめか。ワンランク上の着こなしを実現するポイントはどこにあるのか。東京・渋谷の代官山エリアにあるセレクトショップ、HAUNT(ハウント)の張本安麗さんに聞いた。 【写真はこちら】ジョンストンズ オブ エルガン、アクネ ストゥディオズ、ジョシュア エリス…名品ストールを使ったコーデ 全身からディテールまで
■ストール選び 差し色を意識
――張本さんがストールを選ぶときに重視するポイントは? 「差し色になりそうなものを選ぶことが多いです。今年はトレンドカラーである赤や人目を引く鮮やかなオレンジ、大人の色気を演出できるパープルなどを取り入れていますね」 ――サイズはどう選ぶのがおすすめですか? 「横幅が90cmくらいの大判のものが、使い勝手がいいです。秋や冬の日中にアウター代わりとして使えて、オフィスワーク中はブランケットにもなりますから。巻き方のアレンジの幅が広い点も魅力です」 ――素材の選び方についても教えてください。 「肌触りを気にされる方はカシミヤかモヘアが無難です。大判のものならあまり素肌に触れない巻き方もできるのでウールなどを選んでもいいでしょう」 ――「最初のストール」にはどんなものがいいでしょう。 「単色のものですね。特にアイボリーは、ベーシックななかに華やかさも感じられる色なので幅広い着こなしに取り入れやすいです。ただ、定番の素材だと『学生風』に見えてしまうこともあります。キラキラとしたラメ糸が交ざったものやボリュームのあるモヘアなど、少しひねりが効いた素材を選ぶといいでしょう」 ――2枚目以降に挑戦したい「上級者向け」のストールも教えてください。 「チェックなどの柄が入ったものですね。今年のおすすめはターコイズブルーが使われているものです。夏の印象が強い色をあえて冬に取り入れる点に意外性があるかなと思います。あとはパープルも取り入れる人が少ない分、個性を主張しやすいですよ」