本郷三丁目の人気パン屋『本郷ベーカリー』の「究極のチーズケーキ」がいま大人気。そのワケは?
東京・文京区の人気パン屋『本郷ベーカリー』の「究極のチーズケーキ」が大人気。食パンを使ったチーズケーキを食べてみた
今年(2024年)3月、日本最大級のパンのイベント『パンのフェス2024春 in 横浜赤レンガ』が開催されました。北海道から九州までの全国約50を超える出店の中で、今回、初出店の東京・文京区『本郷ベーカリー』が大きな注目を集めました。実はここ、かつて食楽webで“行列ができるパン屋さん”として紹介したお店。 【画像】『本郷ベーカリー』の「究極のチーズケーキ」がいま大人気。そのワケは? パンのフェスで話題になったということで、久しぶりに『本郷ベーカリー』に行ってみると、相変わらずの大盛況。なかでも、飛ぶように売れていたのが、今回ご紹介する「究極のチーズケーキ」(1個350円)でした。 チーズケーキといっても、いろいろな形・種類がありますが、小っちゃな角食パンの形をした一口サイズの珍しいタイプ。色も食パンみたいですよね。
食べてみると、チーズケーキ部分はキュッとチーズクリームが詰まった濃厚な味わいで、やや塩味のある周りのパウダーの味と食感とも相性抜群。そしてさらに秀逸なのが土台のクッキー部分。きめ細かくしっとりしていて、とっても贅沢な味わいなんです。 これらを一緒に噛みしめると、もう夢見心地! めちゃくちゃ美味しいんです。小さいのに心が満たされる、そんなスイーツです。
さて、この角食パン型チーズケーキ、『本郷ベーカリー』のシェフ・原田繁之さんによれば、なんとチーズケーキの周りのパウダーと土台に、同店で販売しているマスカルポーネ入りの「本郷食パン究極」を使用しているとのこと。パンを使ったチーズケーキって珍しいですよね。 具体的には、チーズケーキは国産のクリームチーズにホワイトチョコレートを配合。火加減はベイクドチーズケーキとレアチーズケーキの中間をいくようなねっとり濃厚な食感に仕上げているそうです。 「食パンは、調理パンなどを作成する際に、どうしてもエンドカットして余ってしまう部分があります。それを有効利用すべく、食パンをパウダー状にして乾燥させ、さらに裏ごし。一部はチーズケーキ本体に“まぶす用”に、焦がしバターなどで調整しています。もう一部は、“土台用”としてバターやグラニュー糖を配合して、しっとりしたクッキー状に仕上げています」(原田さん・以下同)