長野県内各地で猛暑日 今年初の「熱中症警戒アラート」
長野県中信地域は22日、高気圧に覆われて晴れ、35度以上の猛暑日となった。最高気温は松本市沢村で平年を5.3度上回る36.1度を観測し、気象庁と環境省は、熱中症の危険性が高まるとして今夏初めて県内に「熱中症警戒アラート」を発表した。 松本広域消防局によると、管内では松本市内の60代男性が農作業中に、70代男性と80代男性が外出中に熱中症とみられる症状で救急搬送された。いずれも軽症という。 日中、強い日差しが降り注いだ松本駅前では、日傘を差したり、携帯用の扇風機を使ったりして歩いている人たちの姿が多く見られた。 長野地方気象台の予報だと、23日の県内は晴れ時々曇りで、松本の最高気温は36度と予想されている。 気象庁は22日、長野県を含む関東甲信地方について、高温に関する早期天候情報を発表した。向こう2週間は暖かい空気に覆われやすく気温がかなり高い見込みとして、引き続き熱中症対策を行うよう呼び掛けている。
市民タイムス