8回1死満塁、左前適時打を放つ山川（撮影・早浪章弘）

　◆オリックス3―8ソフトバンク（13日、京セラドーム大阪） 　ソフトバンクの山川穂高内野手（32）が貴重な追加点をたたき出した。1点リードの8回1死満塁。5番手の古田島から左前適時打を放った。 ■川瀬VS川瀬！勝ったのは…「川瀬」【動画はこちら】 　「何とかして追加点がほしい場面。とにかく集中しました。全部集中しているけど、より集中してやりました」と振り返った。 　1点リードの8回はオリックス投手陣にアクシデントが相次いだ。1死二塁から今宮健太の打球を受けた3番手吉田が降板。緊急登板した4番手の宇田川も栗原陵矢に四球を与えると、手当てのためベンチに下がった。 　続投が交代かも分からない状態で山川は待たされた。「結構難しかったですね。誰が投げてくるかも分からないですし、状況的にも難しかった」。間が空いた後、ルーキー右腕の古田島が告げられ、緊急登板のため投球練習にも時間が割かれた。 　1死満塁。3球で1ボール2ストライクと追い込まれた。膝をつきながらファウルで粘り、フルカウントまで持っていった。「ああいう時はどう打つとかはない。集中するしかなくて、集中した結果。たまたまレフト前にいきましたけど、何とか1本打てたのですごいいい打席になったと思います」。強烈な打球が左前に弾んだ。 　3打席目までは山下の前に3三振。「三振はもちろんしたいわけじゃないけど、山下投手はあれだけ変化球の精度が高い。真っすぐは外せないし、真っすぐを待っている中でフォークとカーブがあれだけいいところに決まると、なかなか打つのが難しい。今日はやられましたけど、また対戦するときは攻略できるようにしたい」とリベンジを誓った。それでも第4打席に4番の仕事を果たし、白星に大きく貢献した。 （小畑大悟） 【#OTTOホークス情報】