大阪・関西万博プロデューサー・小橋賢児が語る「SDGs」への思い。楽しみながら地球に優しくできること
小橋 考え続けることが大事ですよね。僕たちが未来の世代に何を受け渡せるのか、考えることをやめてはいけない。僕にはひとり息子がいて、エイトって言う名前なんですが、ふたつの意味を込めています。ひとつは無限大の「∞」、そしてその無限の可能性をクリ“エイト”してほしいという意味です。 井植 将来が楽しみですね。 小橋 本人もその意味を理解してきていて「自分の人生は自分でクリエイトするんだよね」って言っています。僕の会社が掲げているのも「全人類が自分自身の人生をクリエイトする」という同じミッションなんです。そのきっかけ作りをするのが僕の会社であり、仕事だと思って続けています。
井植 一貫していますね。先日ご招待いただいた小橋さんの誕生日パーティもとても面白かったです。一流のイベントプロデューサーが自分のためにプロデュースしたお誕生日だっていうのがわかる演出が随所に散りばめられていました。多国籍のあらゆる世代が集まるダイバーシティな空間で、華やかでありながら暖かなムードでした。 小橋 僕の役割は小橋という名の如く、小さい橋を架けることなんだなと、あるとき気付きました。 井植 全然小さくないですけどね。今日は改めて小橋さんの考えを知ることができて楽しかったです。またどこかでご一緒しましょう。 ◇ 「未来の世代に何を受け渡せるのか、考えることをやめてはいけない」。楽しみながら地球に優しくする。小橋賢児さんは、みんなが笑顔になるエンタテインメントを通じて、持続可能な未来に向けて挑戦を続けていく。 笹井タカマサ=写真 合六美和=取材・文
OCEANS編集部