藤波が金メダル獲得を力強く宣言した。(C)Getty Images

　日本時間８月８日（日付は以下同）、パリ五輪レスリング競技の女子53kg級準決勝がシャン・ド・マルス・アリーナで行なわれ、日本代表の藤波朱理が龐倩玉（中国）を10－０で圧倒し、決勝進出を果たした。 【画像】現在136連勝中！パリ五輪でメダルが期待される女子レスリング・藤波朱理を厳選ショットで特集！ 　まさに圧巻の強さだった。「ここまでしっかり勝てた。オリンピックチャンピオンになるためにここに来たので、しっかり明日集中し、自分のレスリングをして、オリンピックチャンピオンになりたい」と試合後に藤波が語ったように、その姿には王者の風格が漂っていた。 　試合前に観客席を見渡していたことについて問われると「この一杯の観客席だったりとか、地元からお母さんやおばあちゃんが応援に来てくれて、この雰囲気はなかなか味わえないので、しっかり目に焼き付けよう、パワーをもらって試合に挑もうと思っていました」と回想。 　 　明日の決勝戦に向けて、改めて「私はオリンピックチャンピオンになるために今までやってきたので、明日必ず勝って金メダルを持ち帰れるように、注目していてください」と宣言した藤波。その力強い言葉からは、絶対に金メダルを手にするという断固たる決意が感じられた。 　決勝戦は９日、昨年の世界選手権で勝利したジェペス・グスマン（エクアドル）と対戦する。 構成●THE DIGEST編集部