まさに大出世! JFL→J1主力に這い上がった苦労人(9)毎年出ずっぱり!? 今やJ1屈指のゲームメイカー
日本でトップレベルの選手が集うJ1リーグでは、日夜厳しい競争がおこなわれている。その中で、アマチュアカテゴリーであるJFLからのし上がった選手も複数いる。そこで今回は、JFLでデビューしてからJ1へと活躍の場を移していった選手をピックアップする(データは11月10日の『transfermarkt』を参照)
MF:宮本英治 生年月日:1998年8月3日 デビュークラブ:いわきFC(当時JFL) J1デビュークラブ:アルビレックス新潟 今季からアルビレックス新潟でプレーする宮本英治は、JFLからはい上がってきた選手だ。JFAアカデミー福島を経て国士舘大学に進んだあと、2021年に当時JFLを戦っていたいわきFCに加入する。 主にボランチとしてプレーする同選手は、初年度からチームの核として中盤に君臨。リーグ戦30試合に出場して1ゴール4アシストを記録すると、この年のJFL優勝に貢献した。翌2022シーズンからJ3に舞台を移し、宮本はプロ選手としてのキャリアを歩み始める。 Jリーグ初挑戦ながらチームは躍進を続け、序盤から上位をキープし、第19節以降は一度も首位を譲ることなくJ3優勝を達成した。そんな中、宮本はリーグ戦34試合に出場して2ゴール3アシストを記録。前年同様、ゲームメイカーとして中核を担った。 J2に昇格した2023シーズン、いよいよ同選手の稼働率は限界近くまで到達する。イエローカードの累積によって出場停止となった1試合を除き、41試合に先発起用された。そしてそのうちの40試合がフル出場である。 J2の壁は高く、2023シーズンのいわきFCは18位に終わった。しかし大車輪の活躍を見せた26歳のMFを他クラブが見逃すはずもなく、今年1月に新潟が完全移籍で獲得した。リーグ戦中盤に眼窩骨折の影響を受けるも、今季はここまで21試合でピッチに立っている。
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