Argonavis、JAXX/JAXX、ギヴン……リアルライブにも定評、コンテンツ発ボーイズバンドは実力派が勢揃い
JAXX/JAXX - STORM's EYE
配信リリースされたばかりの最新曲「どうにでもなれ!」は疾走感あるギターロックが光る一曲。、アニメの挿入歌でJAXX/JAXXの存在を知らしめた名曲「STORM's EYE」など、彼らの生み出す音楽はとてもライブユースだ。11月2日に開催される初単独ライブへの期待も高まる今、ぜひ注目してもらいたいバンドアイドルである。
ギヴン/syh(『ギヴン』)
続いて紹介するのは、今年アニメ放送開始5周年を迎え、9月20日から2部作の後編となる劇場版が公開となるアニメ『ギヴン』に登場するバンドから、ギヴン、そしてsyhだ。2013年から連載が開始されたキヅナツキによるコミック『ギヴン』は、ロックバンドのメンバーたちを中心とした青春群像劇。高校生にして優れたギターの腕前を持つ上ノ山立夏(CV:内田雄馬)が高校で佐藤真冬(CV:矢野奨吾)と出会ったことから物語は幕を開ける。音楽とともに駆け抜けていくそのストーリーのように疾走するエモーショナルで琴線に触れるメロディを持つロックンロールが印象的なギヴン。バンドの楽曲の作詞、作曲、編曲を含めたサウンドディレクションをセンチミリメンタルが担当し、彼のプロデュースでギヴンのボーカリスト・真冬を演じる矢野が歌う。「夜が明ける」はスクリーンから流れ出した瞬間に鳥肌が立つような初期衝動を感じたが、聴く者の心を動かす真冬のボーカルはもしフェスのステージに立ったとしても、やはり多くの観客との“出会い”の瞬間となることだろう。 同じく『ギヴン』に登場するバンド・syh。劇場版『ギヴン』は2部作であり、前編の『柊mix』、後編の『海へ』の2作で構成されているが、その『柊mix』で本格的に登場するギヴンのライバルバンドであり、真冬の幼馴染・鹿島柊(CV:今井文也)と八木玄純(CV:坂泰斗)、そして立夏がサポートギターを務めるバンドがsyhだ。ギヴンよりも先にデビューを掴んだ彼らのサウンドは、エッジの効いたストレートなロックンロールを持ち味としている。劇中歌である「パレイド」は、突き抜けるサウンドが夏の青空へと広がっていく様が想像できる一曲だ。同じく「ストレイト」も、高校生バンドの瑞々しさが怒涛のように押し寄せるアッパーロック。ライブハウスに立つ姿から野外ステージのライブまでも想像させ、物語の中でこの2バンドが切磋琢磨する日常に自分も立っていたい、と思わせられる。この2バンドも必聴だ。