【日本株週間展望】上昇、米景気の堅調さや円安を好感-為替変動注視
《市場関係者の見方》
三菱UFJアセットマネジメントの向吉善秀シニアエコノミスト
堅調な値動きとなりそうだ。為替市場で当局は口先介入しても実際に踏み切ることはおそらくなく、ドル高・円安基調は続き、日本企業は1株当たり利益の上方修正期待が出やすい。米経済指標は一部で市場予想に届かないケースが出てきており、景気の勢いは鈍化している。ただ、指標が弱ければ来年前半の利下げ期待が高まり、株式市場にはプラスに働くだろう。
SBI証券の鈴木英之投資情報部長
利上げ観測が残る中で、1月は中旬以降に日銀の政策決定など目の離せない材料があり、月の前半は持ち高調整の動きが起きるかもしれない。米国ではトランプ次期大統領が就任する前の2週間程度は様子見ムードが出やすい。
--取材協力:我妻綾、横山桃花.
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Toshiro Hasegawa