患者らXマス気分 岩手病院 光のファンタジー
一関市山目の国立病院機構岩手病院で、第17回光のファンタジー「クリスマスバージョン」が催されている。カラフルに輝くイルミネーションが療育訓練室を彩り、入院患者らにクリスマスの雰囲気を伝えている。25日まで。 外出できない入院患者にも季節を感じてもらうために同病院療育指導室の職員が行っている恒例行事で、今回は「触れて楽しいわくわくイルミネーション」がテーマ。患者が触って楽しめるようにイルミネーションのほか、空気で膨らませたサンタクロースの人形や、光ファイバーを透明な管で覆った「サイドグロー」、縫いぐるみなどを設置した。 クリスマスソングが流れる会場を訪れた入院患者らは光るボールに触れて遊んだり、サイドグローの放つ鮮やかな光を眺めたりして和やかに過ごしていた。 飾り付けをした金野美佳保育士は「患者がそれぞれ楽しんでくれるよう飾り付けた」と話した。患者のリハビリを担当している古舘真樹作業療法士は「普段できない体験ができるので患者の楽しみになっている。療育指導室には感謝したい」と語っていた。 2025年1月10日からは「ウインターバージョン」に模様替えする予定。