ジープ・ラングラーで行く 南房総サーフトリップ【前編】
暑いのか?熱いのか?アツいのか?
ー「南房総がアツい! 」という噂を聞いてサーフトリップに出かけることにした。“アツい! ”といっても“暑い”という意味ではない。確かに暑いのは暑いがそうではなく、海に隣接したかっこいいリゾート施設が多く、人が集まっているという話だ。 ーそこでさっそくリサーチ。オーナーもサーファーという海沿いの施設を見つけた。THE CHIKURA UMI BASE CAMP(ザ・チクラ・ウミ・ベース・キャンプ)という千倉にある隠れ家的リゾートである。 ー旅の相棒はサーファーにお馴染みのジープ・ラングラー。そのアンリミテッド・サハラである。今年マイナーチェンジを行ったばかりのホヤホヤのモデルだ。 ー変更点はフロントグリルやホイールデザインに手が入ったり、ダッシュボードのモニターが大きくなったりしたあたり。ラングラーならではのコンセプトはキープされながら新しさを醸し出す。また、今回はエントリーグレードにアンリミテッド・スポーツが復活。プライスを抑えることで購入ハードルは低くなったと思う。サーファーはこういうプリミティブなデザインが好きだから、嬉しいニュースだ。今回のアンリミテッド・サハラも装備を充実させながら少しばかりお財布にもやさしくなったようだ。なるほど、いいチャンスかも。 ー千倉へは都内からアクアラインを使って向かう。館山道を終点まで南下し、そこから一般道を走るルートだ。途中、館山でランチをしたり、平砂浦あたりの波チェックをしたりと旅は気まま。館山カントリーでラウンドしてから海に入る“サーフ&ターフ”を楽しむのもいいだろう。ゴルフ場のすぐ目の前がポイントという、恵まれた環境にある。
ロードトリップを至福な時にしてくれるワケ
ージープ・ラングラーでのロングドライブは苦ではない。見た目は高速道路であまり安定しないように思えるがそうではないのだ。ロングホイールベースで直進性はよく、乗り心地も想像以上にいい。というか、フツーに使える。あまりカタチが変わらないので、先代のJK型に乗っている人は振動やロードノイズ、風切り音が大きいと思うだろうが、このJL型になってからそこは改善されている。その昔のTJ型、さらにはYJ型に乗っていた身からして言わせてもらえば、「こんなに快適でいいの? 」って感じだ。 ーそれでいてドライバーズシートに座ってみればわかるが、乗用車とは異なる景色にワクワクする。角度の少ないフロントピラー、フラットにも近いフロントウィンドウ、垂直にそり立つダッシュパネルなど、ジープ然とした造形が男心をくすぐる。冒険心を掻き立てる雰囲気だ。何度か通ったことのある道でも、新鮮に思えるから不思議である。 ーエンジンは2リッター直4 DOHCターボで、最高出力は272psを発揮する。「このサイズで2リッター? 」と思う方もいらっしゃると思うが、心配はいらない。低速から高速まで幅広くターボが対応してくれる。それにレギュラーガソリン対応という嬉しいオマケ付き。ハイオクとの価格差は走れば走るだけ広がるから、サーフトリップには都合がいい。 ーなんて感じのジープ・ラングラーで千倉へ到着。途中、道の駅なんかにも寄ってロードトリップを満喫した。 ーTHE CHIKURA UMI BASE CAMPにはナビが簡単に導いてくれた。到着して目に飛び込んできたのはウミガメの壁画。それとまるでハワイのリゾート地のようなモダン建築の宿泊施設とヒッチの付いたキャンピングカーに目を奪われる。施設は道の左右にあるので、あたり一面がリゾートといった状態だ。聞くと、オープン以来どんどんエリアを拡大しているらしい。いやはやお見事。南房総がアツい! のは本当のようだ。さて、今日は施設を案内してもらって、波チェック。でもって夜は庭でBBQって段取り。うん、悪くない。とはいえ、まずはボードをクルマから降ろして、部屋でひと休み。後編へ続く。 Jeep Wrangler Unlimited Sahara。 全長:4、870mm/全幅:1、895mm/全高:1、845mm/車両重量:2、000kg/乗車定員:5名/エンジン種類:直列4気筒DOHCターボ/総排気量:1、995cc/使用燃料:無鉛レギュラーガソリン/最高出力:200kW(272ps)/5、250rpm[ECE]/最大トルク:400N・m(40。8kg・m)/3、000rpm [ECE]/駆動方式:後2輪、4輪駆動、オンデマンド方式4輪駆動(選択式)/電子制御式8速オートマチック/全国メーカー希望小売価格¥8、390、000~(消費税込)。 [問い合わせ]。 ◼︎THE CHIKURA UMI BASE CAMP。
FUNQ NALU編集部