【参院選2016 第一声】 共産党 東京選挙区・山添拓(全文)
第24回参議院選挙が22日、公示されました。7月10日の投開票に向け、論戦が始まります。東京選挙区には共産党の山添拓氏が立候補し、第一声を上げました。 参院選スタート 「東京選挙区」の各候補が第一声【動画付き】
山添:新宿駅東口にお集まりの皆さん、ご通行中の皆さん、日本共産党、参議院、東京選挙区で立候補をいたしました弁護士の山添拓です。どうぞよろしくお願いします。 いよいよ参議院選挙が始まりました。市民と野党4党の共同の力で安倍政治を終わらせる歴史的な選挙にしていこうではありませんか。今度の選挙は18歳選挙権による初めての国政選挙です。私は新しい政治の時代を切り開いていきたいと決意しています。若い世代は今、あらゆる段階で困難に直面します。大学へ行けば高い学費、何十万、何百万という学費は、学生には到底払えない金額です。奨学金を使えば借金です。私も高校生から奨学金を借り、今も返済を続けています。40代までかけて利子まで付けて返す。それが日本の制度です。こんな国は世界でほかにありません。 アルバイトをすればブラックバイト。ブラック企業。子育てしようと思えば、保育園に落ちる。どこまでいっても自分の力ではどうにも超えられない壁が次々と立ちはだかります。自己責任の問題でしょうか。私は決してそうではないと考えます。政治の姿勢を改めて克服すべき課題ではないでしょうか。 大学の授業料値下げ、返さなくてもよい奨学金、今すぐ創設。ブラックな働き方をなくし、保育園に落ちない社会に。新たに選挙権を持つ10代の皆さん、これまで選挙に行ったことがないという20代、30代の皆さん、選挙で政治が変われば私たちが置かれた状況は必ず変えられます、私たちの今と未来を変えたいという思いを私、日本共産の山添拓に託してください。よろしくお願いします。 私は弁護士として福島原発事故の被害回復を求める事件、過労死、えん罪など権利を侵された人々に寄り添ってきました。若い世代の働き方、とりわけ深刻です。私はこの半年あまりの間、都内各地の該当で10代から30代、働き方の実態調査を行ってきました。550人の方が回答した中には毎日2時間、3時間の残業は当たり前。タイムカードもなく残業代もまともに払われない。だから仕事を辞めたいという声がありました 。 私が驚いたことに、正規で働いている3人に1人が、3年のうちには今の仕事を辞めたいと答えたことです。違法行為も含む、ブラックな働き方を理由に若い世代が働き続けることができない社会になっています。しかし、若者が自分らしくやりがいを持って働けない社会に未来はないというべきです。 人間らしく働くルールをつくるのは政治の役割です。安倍政権はアベノミクスの名のもとに働くルールを徹底的に破壊しようとしています。過労死を促進する残業代ゼロ法。派遣から正規への道を閉ざす労働者派遣法の改悪。一億総活躍どころか、一億総ブラック化をもたらす政治は終わらせようではありませんか。 今度の選挙は安保法制を強行し、憲法と民主主義を踏みにじった安倍政権に対し審判を下す選挙です。この間、安倍首相が憲法違反を次々と行ってきました。私は弁護士としてこの憲法を踏みにじる安倍政権を、断じて許すわけにはいかないという思いです。昨年、夏、安保法制、許すなと、多くの方が国会前に集まり、声を上げ、各地で行動を起こしました。SNSなどインターネットを通じて自分の考えを発信した方を多かったと思います。1人1人が勇気を出し、政治を動かそうと1歩を踏み出す、声を上げる。そしてその声が今、確実に政治を動かしています。 参議院選挙は全国32の1人区全てで野党の統一候補が実現しています。全国どこでも安倍政権を終わらせる条件は整いつつあります。私たちは安倍政治を選ばないという意思を選挙で示していこうではありませんか。この東京選挙区、自民党、公明党、おおさか維新の会など、憲法を変えて戦争する国をつくろうという人たちが、大勢立候補しています。私は、こういう人たちにだけは負けるわけにはいかないという思いです。 憲法を生かし希望ある日本に。比例代表で日本共産党を大きく伸ばしてください。東京選挙区では私、日本共産党の弁護士、山添拓を国会へ、参議院へと送り出してください。どうかよろしくお願いします。全力で頑張ります。