憂也がサモ・ペティとの次期挑戦者決定戦をアピールも伊藤代表は「インパクトがなかった」と保留の姿勢【RISE182】
「RISE182」(10月20日、東京・後楽園ホール)で今後のミドル級(-70kg)タイトル戦線に大きな影響を及ぼす2試合が行われ、憂也(魁塾/同級3位)とサモ・ペティ(スロベニア/Nak muay team/同級5位)がともに判定勝ちを収めた。 RISEのミドル級はシュートボクシング(SB)の海人(TEAM F.O.D)が昨年3月にイ・ソンヒョンを破り王座を獲得。しかしその後はGLORYやSBでの試合もあり、防衛戦は行われていない。 憂也は2021年11月から5連勝(4KO)し王座挑戦に近づくも昨年3月にモトヤスック(治政館)に延長の末、判定負けを喫し一歩後退。しかしその次戦から5連勝。前戦となった6月のシンパヤック・ハマジム戦の勝利後に「海人選手、そろそろ防衛しないといけないんじゃないですか? 対世界に行くんやったら、僕に譲ってください」とアピールしていた。
憂也はこの日は宮城寛克(赤雲會/同級7位)と対戦。 1R、ともにオーソドックスの構え。憂也は左ジャブの連打から右ストレート。なおも圧をかけて左インロー、右カーフ。宮城はボディーストレート。憂也は左ジャブ、右カーフ。憂也は踏み込んで左ボディー。宮城は左ジャブ、左インロー。憂也は左ジャブ、左ミドル、左ボディー。それでも宮城は圧をかける。憂也は左フックを連打。宮城は左ミドル。憂也は強烈な左ボディー。宮城はワンツーを返す。終了間際、憂也は左フック、右ボディー。 2R、ローとミドルが交錯。圧をかける宮城に憂也は前蹴り、左ボディー。憂也の左インローに宮城は左フック。憂也は一気に距離を詰めて左ボディー。宮城が組み止める場面が増え、注意が出る。憂也は左ミドルの連打から顔面前蹴り。宮城がのけぞる。しかし宮城は圧を止めず。憂也はパンチ、ミドルを出し続ける。
3R、憂也は右ボディー、左フック。宮城もパンチを返す。憂也は前蹴り。宮城がロー、ジャブも憂也は前蹴りで距離。なおも顔面前蹴りをヒット。宮城が鼻血。それでも前に出る宮城に憂也はパンチ、前蹴り。距離ができると飛び込んでアッパー、フック。詰める宮城に憂也がカウンターで左フック。そしてボディーへのヒザ、左フック。宮城も最後まで手を出すが的確さに欠ける。 試合は判定となり、30-28、30-28、30-28の3-0で憂也が勝利を収めた。 憂也は試合後のマイクで「僕の前の試合で勝ったサモ・ペティ選手、もう1回日本に呼んでください。僕とやって勝ったほうが挑戦者決定でいいんじゃないでしょうか。そろそろチャンピオンの海人からベルトを奪取したいと思っているので、皆さん応援よろしくお願いします」とペティとの次期挑戦者決定戦をアピールした。
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