山本由伸、右上腕三頭筋の張りで緊急降板「少しずつ張りが強くなった」救援陣に負担かけ唇かむ
<ドジャース2-7ロイヤルズ>◇15日(日本時間16日)◇ドジャースタジアム 【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)15日(日本時間16日)=斎藤庸裕】ドジャース山本由伸投手(25)が右上腕三頭筋の張りを訴え、2回28球で緊急降板した。 2回表を終えると突然、慌ただしくなったベンチ内。プライアー投手コーチが走って、ロバーツ監督に声をかけた。ダグアウト裏で話し合い、交代が決定。山本は試合後、「少し気になりながらの登板で、投げていく中で少しずつ張りが強くなっていくのが分かったので。早めにコーチに言って交代してもらいました」と経緯を明かした。 ブルペン投球の途中から違和感があったという。「そこまで試合前の張りは全然悪くなかった」と好転を願いながら、「ずっと初回の時から(コーチ陣に)『感覚どう?』って聞いてもらっていたので。やめた方がいいと思ったら伝えるっていう会話をしてました」と、自らストップサインを出した。一方で、ロバーツ監督との意思疎通では、やや食い違いがあった。 双方で状態を共有し、通常なら中5~6日の登板間を今回は中7日に変更。山本自身、登板可能な状態に回復したと感じ、この日を迎えた。同監督も「張りはなくなったと思っていた」と明かしたが、「今日は2回まで(張りがあることを)知らなかった。知っていれば、登板させなかった」と主張した。「ヨシノブと私で正確なコミュニケーションができるように話す」と今後の方針を示した。 同監督は負傷者リスト入りについて「高い確率で(そうなる)」と見解を示した。一方の山本は「感覚的には、そんなに(回復まで)長くなるような感覚ではないと思います」。経験が糧になることもあるが「早めに替えていただいたので。前向きなものは特にないです」と結果的に救援陣に負担をかけ、唇をかんだ。 https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202406160000065.html--