頭のいい人ほど「ダメなサプリ」を選ぶ理由 サプリのプロが不誠実なサプリを徹底解説!
売り上げや利益を手早く得ようとするなら、どのように行動するのが目的に合うでしょう? 原料にかける費用や品質を確認する費用をできるだけ削って、パッケージはきれいに整え、魅力的なキャッチコピーで目につく広告を行うのではありませんか? 目は引くけれど、本当なのかどうか検証できない、薄っぺらな情報を発信しているメーカーのサプリメントは避けるべきことが理解できると思います。 コツの2つめは自分の体への理解を深めることです。
健康に対する知識はあっても、それはサプリメントを販売しようとする企業が発信しているものや、ウェブサイトやSNS、テレビ番組などで得たものが主になってしまっていないでしょうか。 心配なのは、特に頭のいい人は、新しいけれど表層的な情報をたくさん知っている割に、基本的な身体の仕組みや、栄養素の働きについての知識があやふやな方が多いということです。 これは危ない状況です。基本的な身体のメカニズムについての知識がないと、おかしな健康情報を信じ込んでしまいがちだからです。
逆に言えばきちんとした知識があれば「ラクラク20キロ痩せる」「このサプリで痛い膝がみるみるよくなる」がありえないことがすぐわかるはずです。 健康に暮らしていくためには、自身の体についての理解を深めることを強くお勧めしたいと思います。 基本的な身体の仕組みについての知識を得るのにお勧めなのは、高校の生物の教科書です。 高校に通わなくても購入できますから、興味をお持ちの方はぜひ目を通してみてください。
■「健康習慣」を長続きさせるために サプリメントはあくまでも健康に暮らすための補助的なツールに過ぎません。 本当に大事なのは、心身が喜ぶ食生活や運動習慣を知って実践することです。おそらく、多くの方にとっては生活パターンの改善が必要になるかもしれません。 そうした際に、モチベーションを維持するには、単に「健康になること」ではなくて、もっと具体的で自分がワクワクする「取り組むための理由」「自分の願い」を掘り下げておくことです。
たとえば、単純に「体重を3キロ減らしたい」と考えるよりも、「半年後の久しぶりの同窓会に素敵な衣装で颯爽と参加したい。ひょっとしたら、学生時代に憧れていた〇〇君に会えるかもしれないし♪」のほうが、ワクワクして真剣に取り組めますよね! みなさんが正しい知識を持って楽しく健康づくりに取り組んでいただくことを願っています。
田村 忠司 :ヘルシーパス代表取締役社長