国宝・松本城で毎晩繰り広げられる光の芸術 「花火のシーンきれい」「光と音の共演が良い」
夜の国宝松本城(長野県松本市)を彩るイルミネーションイベントが14日始まった。4年目の今回は動く映像を投影する「プロジェクションマッピング」にレーザー光を照射する「レーザーマッピング」を組み合わせ、華やかな世界観を演出。寒空の下、花の模様や鳳凰(ほうおう)を鮮やかに映し出した。 【写真】お堀の水鏡で妖しく
ダンサーのアオイヤマダさん、高村月さんが点灯式
午後5時45分からの点灯式にはダンサーのアオイヤマダさん(松本市出身)と高村月さんによるダンスユニット「アオイツキ」が登場し、ダンスパフォーマンスを披露。2人と観客のかけ声で、映像と光の投影がスタートした。 浮世絵の花が躍動する幻想的な演出も。家族で訪れた塩尻市広丘小学校2年の下平輝(てる)さん(8)は「花火のシーンがとてもきれい」。父親の英明さん(41)は「昼の松本城と違い、光と音の共演が良かった」と話していた。
投影内容を変え、来年2月16日まで
松本市、松本商工会議所などの組織委員会が主催。来年2月16日まで。毎日午後6~10時に約9分のメイン映像と約3分の幕あい映像を交互に映す。1月8日までは「躍動する歴史絵巻」、9~29日は「光で彩る伝統文化」、30日~2月16日は「春、咲き誇る花々」をテーマに、それぞれ異なる映像が楽しめる。