車重600キロ切りまであとわずか! 超軽量スズキ「アルト」をDIYで仕上げて13キロもダイエット…狙うは「東北660選手権」での優勝です
予選ポジションよりも上でチェッカーを受けるのが目標
もっとも、軽さだけで勝てるほど甘くないのが東北660選手権。大堀が今シーズンの課題として挙げるのはスリップストリームをうまく使うこと、もうひとつは予選からポジションを落とさずにチェッカーを受けることだと話す。 予選で上位に入るドライバーはコースインのタイミングを含め、スリップストリームを効果的に使っている。とくにスポーツランドSUGOは長いストレートが2本もあり、効き具合によっては2秒ものタイムアップが見込まれる。 予選ポジションのキープは経験値によるところも大きいが、初参戦したときが予選7位から決勝では9位へと落とし、2023年のエビス東も予選4位から7位でのフィニッシュ。初めて3位で表彰台に立った2024年の開幕戦にしても、予選は2位だったので本人としては悔しさもあるはずだ。 ハートビート賞で最大の武器である軽さに磨きをかけ、トップ勢と互角に戦えるという自信も身に付けた大堀選手。大切な愛車を厚意でレンタルしてくれている先輩の塩野選手や、2クラスでステップアップを待っているライバルたちのためにも、今シーズンはチャンピオンを勝ち取り3クラスを卒業したいところだ。
佐藤 圭(SATO Kei)