もし海を渡っていれば…メジャーで観たかった歴代選手(4)476本のアーチ描いた”鉄人”
メジャーリーグでは、大谷翔平が球界を席巻。今オフにはロサンゼルス・ドジャースと歴史的な契約を締結した。一方の日本球界にも、将来的にMLBでプレーする姿が観たいと思わせる選手が数多くいる。プロ野球の歴史を振り返ると、「もし海を渡っていれば…」と“if”を想像したくなる選手がいる。そこで今回は、メジャーで観てみたかったとの声も多い歴代選手を紹介する。
金本知憲
出身:広島県 投打:右投左打 身長/体重:180cm/88kg 生年月日:1968年4月3日 ドラフト:1991年ドラフト4位 連続フルイニング出場試合数1492の世界記録を打ち立て、広島東洋カープと阪神タイガースで活躍した「アニキ」こと金本知憲。金本の活躍は改めて「試合に出続けること」の凄さを印象付けた。 名門の広陵高校から東北福祉大学に進学し、その後カープに入団した金本は3年目(1994年)から頭角を現し始める。1996年には打率3割・27本塁打を記録した。高校時代、パワーヒッターとは言えなかった金本は徐々に筋力をつけ、飛距離も伸ばしていったのだ。 2000年は持ち前のパワーに加えて俊足も生かし、自身初のトリプルスリーを達成。2003年からタイガースに移籍し、2005年は37歳にしてキャリアハイの40本塁打を放つ。広い甲子園球場をホームに、そして試合に出続ける37歳が40本塁打を放つことは、並大抵の技術ではなし得ないことだろう。 長いプロ野球の歴史の中で、金本はわずか9人しか到達していない通算1万打席以上(1万431打席)バッターボックスに立った選手だ。 そのガッツは、メジャーでも見たいと思わせるほどの勇姿だった。
ベースボールチャンネル編集部