阪神・西勇輝が熱投8回1失点 打線が同点に追いつき黒星免れる
(セ・リーグ、阪神-巨人、6回戦、18日、甲子園)阪神の先発・西勇輝投手(33)は8回4安打1失点だった。スコアボードに「0」を刻み続けただけに、たった一度の「1」が余計に重く響いた。0―0の二回、2死二塁で小林に中前適時打を許して失点。これがこの日唯一の失点だった。直球、変化球ともに丁寧にコーナーに投げ分け、五回1死一塁では犠打を試みた打球を自ら処理して併殺を完成。95球で八回まで投げ切り、凡打の山を築いた。11日の広島戦では8回無失点も白星を手にできず。この日は0―1の八回、先頭で代打・前川が送られての降板となったが、打線が同点に追いつき、勝敗はつかなかった。降板後は「ロースコアの試合が続いている中で少しでも長いイニングをという思いで投げました。先制を取られてからも梅野のリードに助けてもらいながら、菅野さんもすごくいい投球をしていたのでその流れに乗っていく形で自分も投げることができました」とコメントした。