大阪府も導入、全国観光都市が注目 東京が先鞭をつけた“ホテル税”とは
前年度は20.8億円の税収 大阪もことしから導入
ホテル税の税収は、年間約12億円。リーマン・ショックや東日本大震災などで減収した年もありますが、2014(平成26)年頃から訪日外国人観光客が増加した影響もあって、前年度は20.8億円まで増えています。それでも、東京都が観光政策に組んでいる予算は年間152億円もあり、ホテル税だけで賄うことは難しいのが現状です。 今後も訪日外国人の増加が予想されており、観光インフラの整備は地方自治体の急務になっています。ことし1月1日から、大阪府もホテル税を制定。ほかにも京都市や金沢市などがホテル税を検討していると報道されました。 トップランナーの東京都が創設したホテル税は、観光振興を図ろうと考えている自治体からモデルケースとして注目されています。今後、ホテル税を創設する自治体が急増することが予想されます。 小川裕夫=フリーランスライター