【新日本】棚橋弘至 EVILとの遺恨対決制し引退回避! 電撃登場の柴田勝頼と1・5ドームで激突へ
新日本プロレス4日の東京ドーム大会で、棚橋弘至(48)がEVILとのランバージャックデスマッチを制した。 【写真】柴田勝頼の対戦要求を受諾した棚橋 因縁の相手との決着戦は、選手が場外に転落した場合は両軍のセコンドがリングに押し戻すという完全決着ルール。2026年1月4日東京ドーム大会での引退を表明している棚橋だが、この試合に負けた場合〝即引退〟という十字架を背負って東京ドームのリングに上がった。 レフェリーが巻き添えになったスキにEVIL率いる「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」はセコンドを投入させて反則三昧。本隊のセコンドがこれを排除し、棚橋は怒とうの猛攻からハイフライフローを狙うが、ディック東郷のパウダー攻撃で阻まれると、再び劣勢に追い込まれる。 雪崩式ブレーンバスター、ダークネスフォールズからSCORPION DEATHLOCKに捕獲された棚橋は、ついにラリアートからEVIL(変型大外刈り)を浴びてしまう。しかし、大ダメージを浴びながらもフォールに来たEVILを首固めで丸め込み、大逆転の3カウントを奪ってみせた。 さらに試合後にはサプライズが待っていた。納得がいかないH.O.Tに袋叩きにあっていた棚橋の救出に訪れたのは、現在はAEWで活躍するかつてのライバル・柴田勝頼。電撃登場した柴田から「棚橋君、もし疲れてなければ、明日試合しませんか?」と呼びかけられると「柴田、俺は疲れたことがないので、やりましょう」と応じ、5日東京ドーム大会での激突が確実となった。 バックステージで棚橋は「勝つには勝った。でもこれじゃダメなんだ。悔しいけど、今の俺にできる精いっぱいをこれからも重ねていくけど、俺はやられてねえぞって、EVILは絶対に言ってくるであろうから。先手を取って、2年後か、3年後かにまたやってやるよ」とニヤリ。 「昨年から社長に就任しました。昨年のドームは就任してすぐでした。だからドームへの道のり、どういったところがキッカケになってドーム大会が成功するのか、1年間考えてきた結果の今日、明日です。まだまだコロナ前の動員には足りないかもしれない。けど、ファンの皆さんの一人一人の熱量、今日の声援の大きさ。本当に心の底からうれしかったです」とファンへの感謝を口にした。 1999年10月10日に同日デビューを果たした柴田は、2017年4月の試合後に、急性硬膜下血腫と診断され、23年12月に退団。引退ロードでの再会実現に「切磋琢磨を誓って、時に考え方の相違から袂を分かって。(過去の負傷の影響から)日本での試合は厳しいかもしれない。ただ、どんな形であっても柴田さんと戦いたいので、会社としても考えます。あえて言うんだったら『おかえり』と」と感慨深げな表情を浮かべていた。
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