ドレイクやジェイムス・ブレイクも注目するシャーロット・デイ・ウィルソン その音楽の根底にあるものとは?
お気に入りのアーティスト
――ローレル・キャニオンのロケーションはいかがでしたか。
シャーロット:とても美しい地域だった。毎日、丘陵地帯をドライブしてスタジオに通うのが日課で、その風景が私のインスピレーションの源になっていたわ。そのとき乗っていた車を(「Cyan Blue」の)アートワークに入れたのは、そういう理由もあって。近所をドライブするだけで無数のアイデアが湧き上がってくるような、そんな感覚があった。
――ローレル・キャニオンといえば、1960~70年代からフォーク・ミュージックの聖地として知られていますが、そうした音楽からの影響についてはどうでしょうか。昨日のライブでは、終盤で演奏された「Dought」がサイケデリックなフォーク・ロック調にアレンジされていたのも印象的でした。
シャーロット:もちろん、ジョニ・ミッチェルは大好きなフォーク・アーティストの一人。それに、高校時代はフリート・フォクシーズをよく聴いていたわ。それから“サイケデリック”といえば、ピンク・フロイドもそう。ザ・ビートルズには素晴らしいサイケデリックなチャプターがたくさんあるし、プリンスも独特のサイケデリックな世界観を持ったアーティストだと思う。
――以前にカバーされたこともあるニール・ヤングは? 彼もまた母国であるカナダの重要なアーティストの一人ですよね。
シャーロット:そうだった(笑)。ニール・ヤングも大好きなカナダのレジェンドで、高校生の頃、音楽を聴くために2台のスピーカーを持っていて、ベッドに横になって聴くのが習慣だった。こうやって頭の両側にスピーカーを置いて(笑)、ニール・ヤングの「Heart Of Gold」をよく聴いていた。とてもハイになって、心が解き放たれるような、特別な体験だったのを覚えているわ。
――昨日のライブではシャーロットさんが弾くギターも鮮烈でした。ちなみに、好きなギタリストは誰かいますか。