“嵐枠”バラエティが次々と終了…「嵐“再始動”」の可能性が高いのはポジティブな理由だけではない
相葉雅紀さん、松本潤さん、二宮和也さん、櫻井翔さん、そして大野智さんの5人組グループ「嵐」。2021年から活動休止している国民的アイドルグループの“再始動”に現実味が帯びてきています。 【写真】今後「旧ジャニーズタレント」が恋愛ドラマに出演するのは厳しくなるかも! 活動再開はファンにとっては当然喜ばしいことですが、実はメンバーたちも渇望しているのかもしれません。 前編記事『嵐は「ニノ以外」かなり不調な状況にあった…「嵐“再始動”」はメンバー本人たちこそ切望していると思えた納得の理由』でも見たように、活動中のメンバー4人のうち、芸能活動が順風満帆だと堂々と言い切れるのは二宮さんのみで、後編でこれから解説する相葉さん、櫻井さん、松本さんの3人はそれぞれ懸念材料を抱えている状態なのです。
約7年間もGP帯主演していない相葉雅紀
相葉雅紀さんも二宮さん同様、ドラマにバラエティに活躍していますが、近年の調子はどうでしょうか。 グループ活動休止後の俳優業としては、2021年に『和田家の男たち』(テレビ朝日系)、2023年に『今日からヒットマン』(テレビ朝日系)の2作の連ドラに主演。 この2作品については、大コケといった評価はないもののヒットという評価もなく“無風”状態。というのも、どちらもテレ朝の同じドラマ枠で放送されたのですが、GP(ゴールデン・プライム)帯から外れる23時15分スタートのため、視聴率などの数字で評価されやすい土俵には上がっていないからです。 相葉さんのもうひとつ前の主演連ドラも、2018年に同じ枠で放送された『僕とシッポと神楽坂』(テレビ朝日系)で、実は彼はもう約7年間もGP帯の連ドラ主演をしていません。 GP帯から外れる深夜枠の作品は、視聴率などの数字がそこまで求められるわけではないので、人気俳優があえて深夜ドラマに出演するというケースも多々あり、相葉さんもその路線に進んでいるとも言えます。 しかし穿った見方をするなら、GP帯の連ドラ主演のオファーがなかなか来なくなっている可能性や、仮にオファーが来ていても視聴率で評価される土俵に乗ることから逃げているという可能性も考えられるでしょう。 俳優業以外では冠番組『相葉マナブ』(テレビ朝日)や、MCを務める『嗚呼!! みんなの動物園』(日本テレビ)は安定した人気を誇っており、バラエティ番組などでの需要はまだまだありそうです。 ただ、嵐のグループとしての冠バラエティ番組だった『VS嵐』(フジテレビ系)の枠を引き継いで放送されていた、『VS魂』(フジテレビ系)が昨年9月に打ち切られ、さらにその後番組となった『木7◎×部』(フジテレビ系)も今年3月に終了。 『木7◎×部』は4月から『相葉◎×部』(フジテレビ系)と改題されて放送が継続していますが、放送時間が移動となっただけでなく、全国ネットから関東ローカルに降格という憂き目に。不人気が原因で、グループの冠バラエティが放送されていた枠から追い出されてしまったのです。