「もっと頑丈に作るべき」パリ五輪金メダルの金具が壊れリボンと分離…米女子サッカーFWが苦情…首からかけられず「世界で最も高価なコースター」になり果てる
今大会ではメダルの劣化などの苦情を訴えるメダリストが後を絶たない。 メダルの劣化を最初に報告したのは、男子スケートボードのストリートで銅メダルを獲得した米国代表ナイジャ・ヒューストン。インスタに動画をアップして「新品の状態ではとても良く見えたのだけれど、少し汗をかいた状態で肌に触れたり、週末に友人たちに着けさせたりしたところ思ったほど高品質ではないことがわかった。これを見てほしい。荒れた感じになっている」と伝え、光沢が失われ、所々が欠けたようになったメダルを報告した。 さらに女子シンクロ板飛び込みで銅メダルを獲得した英国代表ヤスミン・ハーパー、バドミントン男子シングルスで連覇を遂げたデンマーク代表ビクトル・アクセルセン、女子7人制ラグビーで銅メダルを獲得した米国代表イロナ・マーハ、フェンシング男子フルーレ個人で銅メダルを獲得した米国代表ニック・イトキンらが異常を報告。豪州女子競泳界のスターで金2つ、銀2つを獲得したアリアン・ティットマスまで「首から下げたメダルが重なっただけで傷ついた」と嘆いていた。 またすでにパリ五輪組織委員会に交換に応じてもらっているメダリストもいてボートの男子ダブルスカルで銅メダルを獲得したアイルランド代表のデア・リンチとフィリップ・ドイルの2人は、「ボロボロに壊れてしまった」と報告し、すでにパリ五輪組織委員会が、そのメダルを回収したことを明かした。 「メダルのどこがおかしいのかを知りたいんだろう」 今大会のメダルは、エッフェル塔の改修時に保存してあった鉄柱の一部がメダルに使われているのも“売り”で、パリ造幣局が約5000個製造した。 最後にウィリアムズは、「クールで面白い話だわ」と言い、首からかけることのできなくなったメダルの問題をまとめたが、28日から始まるパラリンピックでも同じような問題が発生するとすれば「面白い話」では済まないのかもしれない。
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