梅干しが大ピンチ 「ことしは一番悪い」過去にない“不作”と食品衛生法の改正が直撃 梅干し作りをやめる農家続出
佐布里梅と梅干しを守りたいとの思いから、自ら梅干しを作ることにしたのです。 元々台所だった場所を衛生基準を満たすように改装。 5月に漬物作りの許可がおりて、この日は初めての仕込みにこぎつけました。 作業を見守るのは地元の梅農家の真田愼吾さん、今回の法改正を機に梅干し作りをやめた一人です。 (梅農家 真田愼吾さん) 「(佐布里梅は)梅干し用に適している。果肉が多いので。うれしい、梅干しを作ってもらえることになって。楽しみにしている」 初めての梅干しづくりは、真田さんの助言を受けながら進んでいきました。 (スタッフ) 「心配ですね。心配の方が勝っている。でも大丈夫」 (澤田酒造 澤田薫 社長) 「施設が間に合って、仕込めて一安心。おいしい梅干しができることに期待している」 作業場の改装費用は約100万円、決して安い額ではありません。 (澤田酒造 澤田薫 社長) 「梅干しだけでは成り立たせるのは難しい。梅干しと同時に、酒かすを使った“かす漬け”も作って。複数の漬物を作ることで年中生産できるようにしたい」 不作と法律の改正が重なり、大ピンチとなっている梅干し。 この先どうなっていくのでしょうか。
CBCテレビ