【パリ五輪】男子10000m・太田智樹は24位「5月から思ったような練習ができなかった」過程悔やみ、次への糧に
◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)2日目 パリ五輪・陸上競技2日目のイブニングセッションが行われ、男子10000mに出場した太田智樹(トヨタ自動車)は29分12秒48で24位となった。 パリ五輪日本代表は?日程や結果をCHECK! 最初の1000mが2分42秒というハイペースの入りから、2600m付近で集団から離れる苦しい走りに。26分43秒14の五輪新記録で同種目五輪初制覇したジョシュア・チェプテゲイ(ウガンダ)らに2周遅れという悔しさを味わう初めての五輪となった。 そのレース内容よりも、「5月末から思ったような練習ができなかった」という過程を悔やむ太田。「スタートラインに立てるかわからなかった」状況もあったそうで、「その中で立てたのは周りの人たちのお陰」と感謝の言葉を口にする。 昨年12月、今年5月の日本選手権10000mでいずれも2位になるなど、その安定感は日本屈指。昨年10月には世界ロードランニング選手権のハーフマラソンで12位になるなど、経験も積み上げてきた。 だからこそ、このまま終わるわけにはいかない。「トラックかマラソンかはわからないけど、もう1度ここに帰ってこられるようにがんばりたい」。早大、トヨタ自動車と名門の看板を背負う26歳は、雪辱を誓った。
月陸編集部