4歳児の子育てを模索中の八田亜矢子さん(39) 息子を産んでから何度も救われた人の優しさに、若かったころの自分の言動を反省して|STORY
教育熱心なお母さんに育てられたという八田亜矢子さん。息子にはそうはならないと思っていたそうですが、どうしても教育に熱が入ってしまい反省したこともあるとか。今回は子育てを通じて気づいたことや戸惑いを語っていただきました。 【写真あり】八田亜矢子さんの若かりし頃のルーズソックス姿 \八田亜矢子さんprofile/ 八田亜矢子さん(39)。福岡県生まれ八王子市育ち。東京大学理科二類に在籍中にミス東大に選ばれたことから芸能界へ。数々のクイズ番組で活躍。プライベートでは10年前に結婚し、一児のママ。
母親のようにはならないと決めていたのですが、どうしても教育熱心になってしまうんです
私は母にとても厳しく育てられて「将来は東京大学(以下、東大)に入るのよ」と幼稚園のときから言われていました。なので反面教師としてお母さんのような教育ママにはならないと決めていて実際母にも言っているのですが、「でも結果的に良かったでしょ?」と母は言ってくるんです(笑)。母の言う通り結果的には良かったですし、感謝もしているのですが、思春期の時は正直嫌いなときもありました。 ただ、私は同じようにならないといくら思っていても、結構子どもに教育熱心かもと思うところがあって。息子の前ではプレッシャーになるので言わないようにしているのですが、習い事のタイミングや、何をさせるべきか、中学受験について夫によく相談しているんです。息子には東大に入れまでとは言わないですが、目指してくれたらいいなと思っている自分もいたりして。実際私が東大出身というだけで、世間から実力以上にみてもらえたり、将来の選択肢が広がったり、東大を卒業してよかったと感じた経験が多々あるんです。息子が行きたいと言ってくれたら、全力でサポートしてあげたいとは思っています。 子どもへの勉強の教え方は私自身試行錯誤している部分もあって。息子が3歳になった頃、そろそろ平仮名をと思ってワークなどを用意したんですが、そのときは全く興味を示さなかったんです。私もその時はまぁいいかと思い強制はしなかったのですが、ある時期から急に興味を持って、自発的に読んだり書いたりするようになって。親が主導して進めるより、いつでも学べる環境を整えておいて、子どもがやりたいというタイミングで始めるのが、本人にとってもいいんだなと学びました。他にも、例えばセロハンテープの使い方1つにしても、こう貼るんだよと先に正解を教えるより、子ども自身が色々と試して失敗したりしながら、こう貼ると取れないのか!と気づく方が本人の成長につながるのかなと思い、なるべく見守るようにしています。私の場合は4つ上に姉がいたので、姉のやり方を真似したり教わったりすることが多く、自分で正解への過程を試行錯誤した経験が少ないように思うのですが、息子の子育てを通じて、失敗から学ぶことの大切さを意識するようになりました。振り返ると、母のような教育ママになっちゃっていますかね(笑)。