〈70代が元気すぎる芸人界隈〉テレビでは知られていない寄席で無敵のピン芸人、タトゥーを入れようとした大御所…スゴすぎ師匠たちを金属バットが解説
金属バットの「酒辛肉鮪」#29
2025年が幕を開けた。今年もたくさん笑える1年でありますように。人気漫才コンビ・金属バットの本連載もスタートから1年が経過した。2025年のスタートにいまだ健在の師匠たちの元気な話を聞いた。 【画像】テレビでは絶対にわからない!寄席で「無敵」と呼ばれる意外な芸人
最初舐めさせて懐入ってきたらバチってしばいてくる師匠
―あけましておめでとうございます。先日、担当編集がふらっとルミネに行って、村上ショージさんを見たら、すごく面白かったと熱弁をふるっていました。なので今回のテーマ【師匠】でお話をうかがいたいなと。 友保隼平(以下、友保) やばいっしょ。めっちゃおもろいんですよ。なんかね、 あんな気ぃ抜かして「えへへ」って言いながら、「ごめんなさいね、あんま聞こえへんねん」とか言うて。え、紙切ってました? 紙切りやってました? ―紙は切ってなかったみたいです。 友保 紙切りはあるんすよ~。紙切りマジでおもろい。 小林 ギター持ってました? ―ギター回だったようです。師匠は独身なんですか? 友保 独身みたいで。毎朝自分で飯作ってます。朝食作って。 ―すごい。どんどん面白くなるのもすごい。 友保 ねえ。年食えば食うほど。それなのに飲み行ったらめちゃめちゃ悪口言うんすよ。「あいつ嫌いや」とか(笑)。 ―え、お二人は師匠と飲みに行ったことあるんですか!? 友保 一回呼んでもうて。一緒に地方営業の時に。 小林 3人で行ったよな(笑)。僕は別で1回、師匠と一緒にランチ行ったことあるんですけど。 ―それもすごい。 小林 若手芸人をめっちゃ見てるんですよね。好きなんですよ。 友保 やっぱ「おもろい」に敏感やから。 ―お二人のことは好きなんですかね。 友保 そう言うてくれはって、ええ(笑)。 ―私も一度インタビューさせてもらったことあります。優しくておもしろかったんですけど、独特のオーラがありました。 友保 あと声が異常にデカいでしょ。この前も一緒に焼肉屋行ったんすよ。で、ほんま40メートル先から「ちょっと~いける~?」って声かけてくる。でも、声が異常にデカいから通じるですよ(笑)。 小林 で、自分はほぼ飯食わへん。 友保 ほとんど食わしてくれる。「こんなん頼んどいたらええやろ~」ってどんどん注文する。 ―平日のお昼の寄席では、修学旅行の学生から年配のお客さんまでショージ師匠のときが一番お客さんが笑ってたと。 小林 マジでウケますからね。 友保 全員笑えるんですよ、あれ、ジジイも若いやつらも。しかも最初ちょっと舐めさせてきてるから。 小林 舐められんのがうまいんよな、ほんまに。 友保 で、懐入ってきたらバチってしばいてくる。すごいっすよ。