大谷翔平 PHOTO:Getty Images

＜2024年10月8日（日本時間9日）サンディエゴ・パドレス 対 ロサンゼルス・ドジャース ＠ペトコ・パーク＞ 【動画】大谷翔平は道具も異次元だった！元メジャーリーガーが驚愕スペックを熱弁 ドジャースががけっぷちに追い込まれた。1勝1敗で迎えた第3戦は、2回にパドレスがタティスJrのポストシーズン4本目の本塁打などで大量6点を奪って逆転し、そのまま逃げ切り王手をかけた。 ドジャースはT・ヘルナンデスの満塁本塁打で追い上げたが及ばなかった。「1番・DH」で先発した大谷翔平（30）は4打数1安打、2三振だった。 1点を追う9回、打席が回ってくることを信じて準備をしていた大谷だったが、7番ラックスが三振に倒れゲームセット。 パドレスのチームカラー黄色が、敵地のスタンドを大きく揺るがす。大谷にとってポストシーズン初のアウェーゲームは、手痛い黒星となった。 大谷は試合後アウェーの印象を問われると「盛り上がってて素晴らしかったですね。ポストシーズンだなって。ドジャースタジアムの時もそうでしたけど、まずはここでプレーできていることに感謝したいですし、ここまで健康に野球ができていること、今日もしっかりプレーできたことに感謝したいと思います」といつも通りのコメントを口にしたが、もちろん本拠地とは180度違う環境だった。 ブーイングが起こる中での第1打席は、先発右腕キングのスイーパーに空振り三振。続くベッツが今シリーズ初安打となる先制ソロを放っても、スタンドは静かなまま。 それでも逆転を許して迎えた3回無死一塁の第2打席は、バットを折りながらもセンター前に運ぶヒットを放ち、T・ヘルナンデスの満塁本塁打につなげた。5回の第3打席はスタンドから悲鳴が上がるほどの大飛球をセンターへ運んだ。 しかし、大谷も8回に相性の悪い左腕スコットに見逃し三振を喫するなど、打線はパドレスの強力ブルペン陣に完全に封じ込まれた。 「もちろん（スコットは）いい投手なので、こちら側がしっかりしたアプローチ、しっかりした状態で打席に立つことが大事だと思います。ただ今日も劣勢から追い上げているし、まあまあ自信を持っていいんじゃないかなと思います」と大谷は現状を冷静に分析した。 とはいえ、これで1勝2敗。パドレスにリーグ優勝決定シリーズ進出へ王手をかけられ、逆にドジャースは後がなくなった。「後がない、という感覚自体が今の僕には特にない。流れを持ってこられれば、必ず2連勝できるんじゃないかと。もう2連勝すればOK。そういうゲームだと思っています」と静かな口調で前を見据えた。 テレ東リアライブ編集部